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ホームスポット名所ギネスにも認定!大井川に架かる世界一長い木造歩道橋「蓬莱橋」

ギネスにも認定!大井川に架かる世界一長い木造歩道橋「蓬莱橋」

静岡県島田市にある蓬莱橋は、大井川下流域(県道34号島田吉田線 島田大橋の左岸道路の700m程上流)にかかる木造の歩道橋です。下から見た蓬莱橋

下から見た蓬莱橋です。このような「人が渡るだけの橋」シンプルな橋は近頃ではは珍しいですね。
この橋はまた、悠久の歴史を感じさせてくれる橋でもあります。欄干の高さは約50cmと低く、解放感のある橋です。
この橋は全長897.4m、幅2.7m、木造歩道橋としては世界最長。ギネス世界記録にも認定されているんですよ。
語呂合わせから、「ヤクナシ=厄無し」、「長い木の橋=長生きの橋」などとも言われてるそうで、縁起もとってもいいこの橋。渡りきれば、いかにも長生きできそうな感じです。

蓬莱橋を渡る

蓬莱橋を渡ってみましょう
蓬莱橋を渡ってみましょう

早速、「やくなし」の橋「蓬莱橋」を渡ってみます。大井川左岸の蓬莱橋のたもとには、管理事務所らしき建物があります。日中8:30~17:00は係員さんが常駐しているそうです。
実は、この橋、渡るのに料金がかかる全国的にも珍しい「賃取り橋」でもあります。
料金は、大人(中学生以上)100円、小学生10円です。(2020年4月現在)

蓬莱橋のど真ん中

大井川の河原が眼下に広がる
大井川の河原が眼下に広がる

蓬莱橋を渡ると雄大な大井川の河原が眼下に広がります。南の牧之原台地に向かって歩きます。爽やかな風が吹き抜けていきます。途中何組かの旅行者とすれ違いました。みなさん「こんにちは」と声をかけ合い挨拶をしていました。気持ちが温かくなりますね。
雄大な景色の前に気持ちもおおらかになり進みますが、「越すに越されぬ大井川」、まだまだ向こう岸に到着しません。

蓬莱橋の「ど真ん中」
蓬莱橋の「ど真ん中」

897.4mもありますから、ゆっくり歩けば10分くらいかかります。歩くと所々で、木がきしみます。
さて、進んで行きますが、この橋の真ん中はどの辺りでしょうか。すると、ありました!橋の上に「ど真ん中」の文字。ちょっと幸せな気分になりました(笑)

蓬莱橋の向こう側(1)

「蓬莱吉祥天如の碑」
「蓬莱吉祥天如の碑」

蓬莱橋を渡り切ると、向こう側には、「蓬莱七福神の小径」、いわゆる散策路がありました。
まず橋のたもとにあったのは「蓬莱吉祥天如の碑」
吉祥天如様は幸運を授けてくださる仏教の守護神のお一人で、金運をはじめあらゆる開運のご利益があるそうですよ。
早速、吉祥天如様に手を合わせました。

蓬莱橋の向こう側(2)

斜め上から蓬莱橋
斜め上から蓬莱橋

「蓬莱橋木製フォトフレーム」蓬莱橋の全体が俯瞰できます。蓬莱橋よりずいぶん高度がありますから、斜め上から蓬莱橋が見渡せます。改めて897.4mを感じます。定規でスッと線を引いたようです。
牧之原の人たちと島田の人たちがここを往来した遠い昔に思いを馳せながら眺めました。
是非、ここには立ち寄ってみてください。絶対おすすめです!
木製フォトフレームを越えて、「蓬莱七福神の小径」を行くと、そこかしこに七福神さまの石像を拝むことができます。

蓬莱橋897.4茶屋

蓬莱橋管理事務所奥の売店「897.4茶屋」(ヤクナシチャヤ)

「897.4茶屋」(ヤクナシチャヤ)
「897.4茶屋」(ヤクナシチャヤ)
「897.4茶屋」店内1
「897.4茶屋」店内1

純日本家屋風で雰囲気がる売店ですね。
「897.4茶屋」の日除け幕はちょっと日焼けしててイイ感じ。やはりここでも人気はお茶。とっても繁盛しています。
早速、お店の看板メニュー「コールドティー」と「清水屋 黒奴(くろやっこ)」をいただくことにしました。

「897.4茶屋」
「897.4茶屋」

お茶は「水出し」ならぬ「氷出し」!氷水でじっくりと抽出するそうで、時間はかかるけど、とても美味しいお茶となるそうです。
一口いただいてみたところ、その美味しさにビックリ!色は薄めだけど味は濃い、さっぱりとした風味豊かなアイスグリーンティーです。
お茶のお供の「黒奴」は島田銘菓。こしあんを薄い羊羹の皮でくるんである珍しいお菓子です。甘い中にほのかな塩味(昆布だし)もあり、さっぱりといただけました。

お店の看板メニュー「コールドティー」と「清水屋 黒奴」
お店の看板メニュー「コールドティー」と「清水屋 黒奴」

コールドティーと黒奴の絶妙の組合せ。是非、店先の縁台でお召し上がりください。おすすめです。

897.4茶屋の情報はこちら

蓬莱橋の駐車場

蓬莱橋の駐車場 看板
蓬莱橋の駐車場 看板

駐車場は蓬莱橋周辺に第一駐車場、第二駐車場があります。
第一駐車場は、普通車26台が駐車できます。
蓬莱橋前の交差点を大井川の上流に向かって100mほど進み、信号機がない三叉路を右折。すぐに第一駐車場です。(駐車料金は無料です。)

蓬莱橋周辺(勝海舟像)

蓬莱橋のたもと、管理事務所の面前に、銅像がありました。

勝海舟像
勝海舟像

「少年よ大志を抱け!」札幌農学校のクラーク博士かと、一瞬戸惑いましたが、違いました。腕の角度が違います。江戸時代末期の武士「勝海舟」さんでした!
勝海舟の銅像の台座には要約すると、次のようなことが書かれていました。
「勝海舟は咸臨丸の船長として渡米した際に、日本のお茶の商品価値を認識して牧ノ原台地の開墾を指示した。勝海舟はその後も、影に日向に牧之原開拓士族を支援して、大井川右岸の牧之原の幕臣と大井川左岸の島田の幕臣が交流を図るためにこの蓬莱橋が掛けられた・・・」とのこと。
言うなれば、間接的にではあるが、蓬莱橋は勝海舟さんが、牧之原台地の茶畑開墾のために掛けた橋だと言えますね。
そう考えると、勝海舟は、日本一のお茶畑、牧之原には随分とゆかりの深い人なんですね。

蓬莱橋周辺(ギネス世界記録)

ギネス世界記録認定のモニュメント
ギネス世界記録認定のモニュメント

この勝海舟の銅像の斜め前に、まるで、黄鉄鉱(パイライト)の結晶のような正立方体をちょっとデフォルメした銀色のモニュメントがあります。
こちらが、ギネス世界記録認定のモニュメント。
「蓬莱橋 ギネスブックの記録 世界一長い木造歩道橋」と書かれています。世界記録に認められた証です。

夜の蓬莱橋

蓬莱橋のライトアップ
蓬莱橋のライトアップ

蓬莱橋は夜間も渡ることができます。橋の欄干下にLEDライトが取り付けられており、これが夜陰に一直線の緑色の点線となって浮かびあがります。
昼間の蓬莱橋とは違った神秘的な表情を見せてくれますよ。

橋の欄干あたりにLEDライトが取り付けられている
橋の欄干あたりにLEDライトが取り付けられている

この灯りは毎晩、日が暮れてから夜9時頃まで灯っているそうです。夜間にもぜひお立ち寄りくださいね!

 

蓬莱橋の情報はこちら

 

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