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ホームスポット神社・お寺自分と向き合い、心が穏やかになる時間。遠州の古刹・可睡斎で体験する精進料理と禅修行体験

自分と向き合い、心が穏やかになる時間。遠州の古刹・可睡斎で体験する精進料理と禅修行体験

静岡県袋井市にある遠州三山のひとつ、可睡斎(かすいさい)。徳川家康ゆかりの寺で、境内では四季折々の風景が参拝客の目を楽しませてくれます。可睡斎は多くの僧侶たちが日々修行に励む寺でもあり、精進料理や写経、坐禅は、一泊二日の宿坊体験の他、日帰りでも体験することができます。忙しい日常から少し離れて、自分に向き合う時間を過ごしてみませんか。

旬の食材を取り入れた、美味しく身体に優しい精進料理

旬の食材が持つ彩りを大切にしている精進料理。写真は「竹上膳」2,500円

1401年に開山した可睡斎。徳川家康にまつわる故事による「和尚、睡る可し(ねむるべし)」の言葉から、可睡斎と呼ばれるようになりました。曹洞宗の修行の寺として、さらに秋葉三尺坊大権現の御真体を祀る火防の総本山として、今でも多くの人びとの信仰を集めています。トイレの守る仏様「烏蒭沙摩明王(うすさまみょうおう)」の木像がある「大東司(だいとうす)」も必見です。
また、約3000体のおひなさまを飾る可睡斎ひなまつりや、四季折々の花が彩る庭園など、観光名所としても有名です。
そんな参拝客のお目当てのひとつに、精進料理があります。仏教では食事も大切な修行のひとつ。季節の恵みに感謝しながらいただきます。朱塗りのお膳が並ぶ旬の食材を取り入れた精進料理は、素材の味が生かされた優しい味わいです。

食事の前に、五観の偈を唱えてからいただきます

可睡斎の精進料理は事前予約が必要です。吉兆膳、ぼたん膳、ゆり膳など、数量限定で提供している季節限定の精進料理は予約不要ですが、1月下旬〜3月中旬の特別ひな御膳(2名様〜)は予約が必要です。

【精進料理】
料金:松上膳3,500円、松膳3,000円、竹上膳2,500円、竹膳2,000円、季節限定膳1,500円、特別ひな御膳3,000円
※昼食のみ。2名以上で1週間前までに要予約

静寂な空間で、心を静めてリフレッシュする坐禅体験

ひんやりとした空気に包まれる坐禅堂

可睡斎での坐禅体験は、僧侶たちが毎日寝起きし、食事をし、坐禅を組む坐禅堂で行います。坐禅を組むための一つひとつのお作法を教わりながら、しばしの間、自分自身と向き合う時間を過ごせます。
坐禅は「単」と呼ばれる半畳ほどの空間で行います。手前の木の縁は、修行僧が食事の時に食器を置く場所。ここには触れないように気を付けて。丸い座布団のような「坐布(ざふ)」を親指、人差し指、中指の3本の指を使ってほぐしたら、同じく3本指を単の畳の部分について、坐布に座ります。坐布ごと右回りをして壁に向き合います。

坐布を持つ、ほぐす時は3本の指だけを使います
木枠に触れずに、後ろ向きに飛び乗るように坐布の上におしりを乗せます。慣れないとちょっと難しいですね
面壁坐禅といって、壁に向かって坐禅を組みます

足を組んで上体をまっすぐにしたら半眼で視線を斜め前に落とします。ゆっくりと自然に呼吸をしながら心を静めていきましょう。
途中で集中力が途切れてきたら、警策(きょうさく)を受けます。警策とは、坐禅をする人たちの後ろをゆっくりと歩いている僧侶が手にしている細長い棒のこと。警策を受けたい時は合掌をして待ちます。警策を受けた後は、気持ちがすっきりして、再び坐禅に集中できます。

鐘や木板を叩く音を合図に坐禅が始まります
肩をポンポンと叩かれたら、合掌して、首を左に傾け、右肩で警策を受けます

壁に向かって座っていると、余分なものが視界に入ってこないので、坐禅に集中することができます。再び鐘や木板、太鼓の音が鳴ったら坐禅は終了。身体の向きを変え、木の縁を踏まないように単から下ります。最後に坐布を三本指で整えます。
基本の座禅時間は、1本の線香が燃え尽きるまでの約45分間です。日帰りの体験では、45分以内で10分、15分など希望する時間で受け付けてもらえるので、申し込み時に相談を。坐禅体験をする場合は、Gパン以外の足を組みやすいズボン、素足になれる服装で出かけてください。また、髪が長い場合はひとつに結び、時計、指輪やピアスなどアクセサリーは外しておきましょう。

【座禅体験】
料金:700円 (拝観料は別途)
時間:希望の時間で応相談
※要事前予約、電話またはメールにて受付。毎週火曜日に行われる参禅会は予約不要

心を込めてひと文字ずつ筆を進める写経

心を込めて、ゆっくり丁寧にお経を写します

写経も大切な修行のひとつ。可睡斎の写経体験では、延命十句観音経を書き写します。希望により、もっと長い般若心経の写経にも対応してもらえます。多くの人にとっては筆を使うのも非日常ですが、字の上手下手や早さを競うものではないので、ゆっくりと、集中してひと文字ずつ心を込めて書き写すことを意識しましょう。書き終えたお経は仏前に捧げますが、御守りとして持ち帰ることもできます。

まずは墨をすります。墨は硯に対して直角にして円を描くようにゆっくり動かします
自分で書いたお経を持ち帰る際は、御守り袋がいただけます

御守り袋の種類は豊富。好きな色柄を選んでくださいね

お寺に泊まって精進料理をいただける、一泊二日の宿坊体験も受け付けています。東京ドーム10個分以上という広大な境内や寺院内を、宿泊してじっくりと巡るのもおすすめです。希望者は、修行僧と一緒に朝夕の坐禅や写経に参加できます。

【写経体験】
料金:500円 (拝観料は別途)
時間:希望の時間で応相談
※要事前予約、電話またはメールにて受付

【宿坊体験】
料金:9,000円 (夕食二の膳、供物付、希望により坐禅、写経、拝観)
※2名以上で申し込み。電話またはメールにて受付  

涼やかな風鈴の音色に包まれる、夏の風物詩「遠州三山風鈴まつり」

山門をくぐり、色とりどりの風鈴に導かれながら境内へ

5月25日から9月1日にかけて、可睡斎、法多山、油山寺の遠州三山では、「遠州三山風鈴まつり」が開催されます。境内を彩る色とりどりの風鈴が、爽やかな風にのって涼やかな音色を奏で参拝客を迎えます。
期間中に三山の御朱印を集めると、水引バンドがもらえます(先着順。無くなり次第終了)。風鈴まつり限定の御朱印もありますよ。


風鈴まつり限定の御朱印/左から、可睡斎、油山寺、油山寺
【萬松山 可睡斎】
住所:〒437-0061 静岡県袋井市久能2915-1
電話:0538-42-2121
拝観時間:8:00~16:30
定休:無休
料金:寺院内拝観700円 各体験料は別途
駐車場:あり
ホームページ:https://www.kasuisai.or.jp/

まとめ

袋井市にある古刹のひとつ可睡斎は、境内や寺院内の拝観だけでも見どころが満載で、充実した時間が過ごせます。さらに坐禅や写経を体験すれば、日常とは違う静かな空間の中で、自分と向き合う時間に没頭できます。美味しく、楽しくいただける精進料理もぜひ味わってくださいね。

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