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静岡の“美味しい”を詰め込んだパフェをいただき、地元で人気の菓子をお土産に。【たこまん小笠本店&遠州茶家】

ハロナビしずおか

「たこまん」は、静岡県の西部〜中部エリアで長年にわたり親しまれている、有名なお菓子屋さん。創業70年を超える老舗で、和菓子から洋菓子までバラエティ豊かなラインナップと、地元産の素材を積極的に活用している点が大きな魅力です。お茶やメロン、いちごなど地域の特産品を使ったスイーツを気軽に味わえるイチオシのお菓子屋さんである「たこまん」。今回は数ある店舗の中から、「たこまん小笠本店」と、隣接する飲食店「遠州茶家」をご紹介します。

地元民に愛される、静岡県西部を代表する菓子店「たこまん」

ロゴマークはタコの形

のどかな田畑の景色が広がる菊川市の小笠エリアに、平日でも車がひっきりなしに出入りするお菓子屋さん。それが今回ご紹介するたこまん小笠本店。菊川ICから車で10分ほどの場所にあります。

たこまん小笠本店は、株式会社たこ満の本社と工場、遠州茶家が隣接

1953年、現在の掛川市にあたる旧小笠郡大東町にて創業した「たこまん」は、現たこ満グループ会長、平松季哲さんのご両親が始めたお店です。お菓子屋さんなのに「たこ」という名前がとてもユニーク。お父様が修行中、蛸酢の美味しさに感動し、「この蛸酢に負けない美味しいお菓子を作って、お客さんの心を満たしたい」と思い「たこ満」と命名したそう。

現在は静岡県西部エリアを中心に19店舗、系列店として、静岡県内にビュッフェレストランやカフェなどを展開しています。

赤飯や一升餅なども提供している昔ながらの菓子店でもある

店内に足を踏み入れると、初夏シーズンならではの涼しげな色の装飾が施され、ひんやり系スイーツやレモンフレーバーのお菓子が目を惹きます。そして、店員さんが「お茶をどうぞ」と暑い日には嬉しい冷茶でおもてなしをいただきました。

お菓子の種類は、季節限定商品も入れると年間250〜300種類もあるそう。
人生節目の贈り物に、お世話になった方へのお礼に、そしてご褒美おやつを買いに。多くの地元民が訪れます。洋菓子はクッキーなどの焼き菓子のほか、ショーケースには旬のフルーツを使ったケーキやプリンがズラリ。和菓子はお饅頭や大福、団子に水羊羹など、定番から季節限定ものまで豊富に揃っています。

季節ごとに新作お菓子や新フレーバーが続々登場。社員の美味しさの追求は止まらない

静岡県産のフルーツや抹茶などを使ったお菓子もたくさん並んでいて、生産者との繋がりも大切にしています。2020年には「たこまんファームプロジェクト」を発足。コンセプトは、地元静岡で素材を大切に育ててきた方々の想いを受けて美味しいお菓子に変え、お客さんにお届けすること。地元生産者さんとの繋がりを大切にすることで地元の素材をより活かし、より美味しいお菓子を作れたらと考えています。

そんなたこまんの、人気お菓子を4つご紹介します。

半世紀以上のロングセラーを誇る「大砂丘」

大砂丘1つ200円。春は遠州産の苺、夏は静岡県産レモン、秋には浜松のブランド芋うなぎいもなど、さまざまな季節フレーバーが登場する

一番人気は、年間250万個を売り上げるという、60年近く愛され続けてきたブッセ「大砂丘」。定番はチーズクリーム味で、県内産の卵と国産小麦を使用してふわっと焼き上げた生地に、フレッシュバターをたっぷり使ったクリームがサンドされています。クリームの中には角切りチーズが散りばめられていて、その食感と、甘じょっぱいお味がなんともいい。

名前の由来は、遠州地方の海岸線に広がる遠州大砂丘。 創業者がその風紋(ふうもん)の美しさに感銘を受け、お菓子にしました。スポンジの上の粉糖が、砂丘の風紋を表しています。

表面はサクッと中はふんわり。ロングセラーですが、実は今も研究され続けていて、常に美味しく進化しているのだとか。

和菓子の人気ナンバーワン「あまから団子」

あまから団子1つ140円。ドライブ中でも食べやすいようにとお団子は2つ。フィルムにタレが残らないのも心地いい

和菓子の一番人気は「あまから団子」。みたらし団子の中にこしあんが入った、甘味好きには夢のようなお団子です。つるんとした食感でのど越しが良く、冷たいのに固くない。実はこちら、現在の会長の思い出の味だそうです。子ども時代、焼いたお餅にあんこを乗せ、お醤油を垂らして食べるのが好きで、それを再現したのだそう。

醤油ダレには、地元掛川にある江戸時代創業の老舗「栄醤油」の醤油を使用しています。地元の繋がりを大切にする同社ならでは。昔ながらの木桶で一年半じっくり熟成させた醤油は、上品な味わいをもたらします。

朝霧で採れたミルクの美味しさを堪能「the MILK≪朝霧ミルク≫」

the MILK≪朝霧ミルク≫1つ300円。凍らせて食べるのもおすすめ。濃厚なミルククリームは凍らせても固まらず、濃厚なミルクアイスのよう

濃厚なミルククリームをバターたっぷりのサクサクとしたサブレでサンドした「THE MILK≪朝霧ミルク≫」。サブレはクリームと一体となるよう、パティシエがベストな厚みと大きさを追求。何十回もの試作を重ねて完成させました。コクがありながらもあっさりとした味わいで、口の中でとろけるような舌触りが特徴。味の決め手はマスカルポーネチーズ。よりまろやかで風味豊かな味わいを引き出しています。

クリームに使っているのは「あさぎり牛乳」。製造元は静岡県の朝霧高原で50年以上の歴史を持つ乳業会社で、以前から業務提携していましたが、2023年にたこまんの子会社となりました。こちらの乳牛は自然の牧草だけを食べているため、採れる牛乳は濃厚で質が高く、品質は日本トップクラス。さらに牛乳本来の風味を損なわないよう殺菌温度85℃15秒という方式を採用。たこまんの乳製品が美味しいのは、この牛乳を使っているからなんです。

静岡市にあった老舗菓子店の味を受け継いだ「アマンド娘」

アマンド娘1つ102円

「アマンド娘」は、香ばしいアーモンドの風味と焦がしバターが香るフィナンシェ。以前静岡市清水区にあった創業105年の歴史ある菓子店「ロリエ常盤屋」の銘菓であり、静岡市民にはお馴染みの味です。

ロリエ常盤屋は、惜しまれながら2017年に倒産しましたが、当時たこ満の社長であった現会長が、地域に根差した歴史ある名店が無くなるのは惜しいと、「ロリエたこまん(現在のたこまん静岡本店)」という新たな店舗を設立。以前の従業員はそのまま雇用され、アマンド娘も復活しました。

パッケージにはちびまる子ちゃんバージョンがあり、主に静岡店で販売中です。

テラス席は、たこまん小笠本店と遠州茶家の間にあります

店内にはソファが置かれたカフェスペースがあり、一部のお菓子の味見や、購入したお菓子をゆっくり味わうことができます。静岡県産の香り豊かなお茶もサービスで飲めるので、旅の途中の休憩や、お土産選びの合間の一服に。

屋外にはテラス席も用意されていて、こちらはワンちゃん連れもOK。

【たこまん小笠本店】
住所:静岡県菊川市上平川565-1
電話:0537-73-5288
営業時間:9:00~19:00
定休:無休

静岡産の旬素材を使ったパフェが楽しめる「遠州茶家」

以前カフェなどが少なかった小笠エリア。「ゆっくりできる場所があれば」という想いから作られた

隣接する遠州茶家へ。ここはたこまん直営の飲食店。静岡県内で採れたフレッシュな素材を使ったパフェやスイーツ、そして麺メニューのランチがいただけます。

子ども用の椅子も用意されているので、ファミリーにも優しい

店内には、テーブル席とお座敷があります。お座敷には大きな窓があり、屋外に庭を眺めながら食事ができます。床の間には軸がかけられ、落ち着いた雰囲気。

自家農園の栗を使用した「掛川栗しぼりたて 生モンブランパフェ」

掛川栗しぼりたて 生モンブランパフェ1500円(ハーフ900円)

見た目も麗しい「生モンブランパフェ」。「たこまんファームプロジェクト」の一貫で栗の名産地である掛川に自社農園「くりくり園」を所有しており、そこで採れた栗を贅沢に使用しています。同社のパティシエが、栗と砂糖、バターというシンプルな素材のみで栗の美味しさを引き立てるモンブランペーストに仕上げました。周りに添えられているのは、栗の甘露煮。栗の香りを存分に味わえます。

専用の機械で絞り出したモンブランペーストをたっぷりとかけてくれる

中は層になっていて、スポンジやメレンゲはサクッとした食感が楽しく、紅茶が香り、生クリームやバニラジェラートの配分はバランス良く計算し尽くされています。まさにパティシエの逸品。

こっくりとしたモンブランペーストは上品な甘さ。そして栗の香りと濃厚な味わいがたまりません。秋だけでなく、一年中食べられるというのも嬉しい。

芳醇な香りと甘味に魅了される。「クラウンメロンパフェ」

クラウンメロンパフェ1650円

遠州茶家に来たらぜひ味わってほしいのが「クラウンメロンパフェ」。王冠を意味する名のとおり、豊かな香りや甘さ、ジューシーでとろけるような果肉など、まさに王様と呼ぶべきメロンをふんだんに使ったパフェです。気品を感じるスラリと長いグラスの中には、メロンシャーベットやバニラジェラートが美しい層をなし、見た目も華やか。

クラウンメロンを1/8玉以上も使用するという贅沢さ

一口食べれば、とろけるような甘さと香りが口いっぱいに広がります。上部にはソフトクリームと大きめにカットされた瑞々しいメロンが乗っていますが、グラスのところどころにも角切りのメロン果肉が入っているので、最後までメロンを感じられます。

また夏には朝霧のいちごを使ったかき氷や、冬には抹茶ぜんざいなど、季節メニューも登場します。サラダうどんなどの麺メニューもあるので、ランチタイムにもおすすめ。

地元生産者を大切にしつつ、お菓子作りに情熱を燃やし続ける、たこまん。ぜひ静岡の“美味しい”を味わうために足を運んでみてください。また、たこまんのお菓子は、JR浜松駅、掛川駅、静岡駅などの売店や、東名の浜名湖SA、牧之原SA、新東名の静岡SAなど、便利な場所でも購入できるので、チェックしてみて。

【遠州茶家】
住所:静岡県菊川市上平川 565-1
電話:0537-73-7188
営業時間:11:00〜16:00(15:30 LO)
定休:毎週木曜日

ハロナビしずおか

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