モダンブラウザーをご利用ください!

ご利用の Internet Explorer では当サイトを正常にご覧いただけません。
Internet Explorer はとても古いブラウザーです。
古いブラウザーを使用しているとコンピューターを危険にさらしウイルスに感染、個人情報の漏えいなど重大な損害を被る可能性が高くなります。
最新のモダンブラウザー(EdgeやFirefox、Google Chrome)をご利用ください。

自分にあったモダンブラウザーを選ぶ >>
マイクロソフト Edge に切り替える >>
Google Chromeをダウンロードする >>

ホームスポット絶景伊豆高原のシンボル・大室山|リフトで登る絶景とアニメの聖地巡礼

伊豆高原のシンボル・大室山|リフトで登る絶景とアニメの聖地巡礼

ハロナビしずおか

山そのものがアート 一度見たら忘れられない、まるい山


まるで空に浮かぶ巨大なドームのような姿に、思わず「わあ……」と声が出てしまうはず。これが、伊豆高原のシンボル・大室山です。約4,000年前の噴火によって誕生したこの山は、その全体が国の天然記念物。また、2018年に伊豆半島がユネスコ世界ジオパークに認定された際、大室山も「ジオサイト」のひとつに選ばれています。

人工物がほとんどなく、自然そのままの“造形美”が広がる風景には、静かな感動を覚えることでしょう。人気アニメでは主人公たちが山頂を散策するシーンが描かれ、聖地巡礼の地として注目されています。

さくらの里から眺める大室山

リフトでゆったり山頂へ ~空の散歩時間

大室山は、古くから山そのものが御神体と考えられてきました。現在も「リフト」の入口には大鳥居が建ち、参道を進むような気持ちで乗り場へと向かいます。そこから2人掛けのチェアリフトに乗れば、わずか6分で山頂へ。緑に包まれながら空へ運ばれる時間は、ただの移動ではなく、空と風、そして伊豆の景色を体いっぱいで味わえる“空中散歩”です。

また、愛犬と一緒に楽しめるのも大室山ならでは。体高45cmまでの小・中型犬であれば、リフトに同乗可能です。乗車の際はしっかり抱っこし、施設内では1m以内のリードで散策をお楽しみください。愛犬と絶景を分かち合える貴重な体験になりますよ。

小さなお子様連れや「リフトの乗り降りが少し不安…」という方には、公式ホームページに「リフトの乗り方・降り方動画」が用意されています。事前にチェックしておけば、より安心してご利用いただけます。

https://omuroyama.com/about/universaldesign/#howtoriderift

大室山登山リフト搭乗口
運賃表(チケットセンター)
空の散歩を満喫中♪

山頂からの360°大パノラマ

標高580mの山頂に降り立つと、そこには言葉を失う絶景が広がっていました!相模湾、伊豆七島、富士山、天城連山…晴れた日には本州の地形すら読み取れるかのような、まさに360度の大展望。火口跡をぐるりと一周できる「お鉢めぐり」では、歩くたびに景色が変わり、風の向きも変わる…不思議な感覚を味わえます。1周の所要時間は20~30分程度で、約1000mの散策路になっています。

頂上お鉢の全景が堪能できます
空を散歩しているような散策路
小さな丘の群れは小さな火山⁉
頂上にあるモニュメントは記念撮影の人気スポット!

山頂売店の大室山山焼きだんご

お土産店や茶屋も充実しており、わらび餅やソフトクリームなど、大室山ならではのスイーツも販売。頂上の売店で見つけた「大室山山焼きだんご」には、可愛い大室山のイラストが焼印されていました。

大室山山焼きだんごは想像以上に大きくて食べ応えありますよ!
頂上売店は軽食やお土産が購入できます

山そのものがご神体と考えられてきた聖地

大室山を歩きながら出会える4つの祈りの場所をご紹介します。まずは「浅間神社」。大室山の噴火口の東側に佇んでいます。この神社は、富士山の女神・木花咲耶姫の姉である盤長姫命(いわながひめのみこと)を祀っています。そのご利益は「安産」や「縁結び」。火山の力強さと、命を育むやさしさが重なるような、そんな不思議な気配を感じるスポットです。

浅間神社の鳥居
「安産」や「縁結び」の御利益があるそうです

2つ目は、「五智如来」。山頂西側の旧登山道口に、五体の如来像が静かに安置されています。これは江戸時代、神奈川県岩村の地頭・朝倉清兵衛の娘が9歳で身ごもった際に、安産を浅間神社に祈願し、無事出産できたことへの感謝として奉納されたものです。母と子の生命力、そしてその背景にある深い祈りが感じられます。

山頂西側の散策路には五智如来が安置されています

3つ目は、「八ヶ岳地蔵」。かつて、大島を望むこの山の上に、近隣の漁師たちが海上安全・海難防止の祈願として八体の地蔵を奉納しました。海と山、命を生業にする人々が、大室山を“守り神”として仰いでいた証ともいえる場所です。

漁師たちが海上安全・海難防止の祈り続ける八ヶ岳地蔵

最後に「鷹羽狩行句碑」。山頂には、俳人・鷹羽狩行(たかは しゅぎょう)の句碑があります。「伊豆は日のしたたるところ花蜜柑」という一句には、伊豆の自然の明るさ、豊かさ、初夏のまばゆい光景が見事に詠みこまれています。風景に心を重ね、言葉に祈りを込める。そんな日本人の感性が、大室山の自然と重なり合う瞬間です。

俳人・鷹羽狩行(たかは しゅぎょう)の句碑

景色が一変する、年1度の伝統の炎が圧巻!

大室山にはアトラクションも、音楽もないのですが、心を動かす風景があります。また毎年2月第2日曜日に開催される大室山山焼きは、山全体を焼くという迫力ある伝統行事で約700年の歴史があります。 たいまつの整理券枚数と山頂に上がれる人数は制限があり、毎年争奪戦になる人気イベントです。ただし、強風や雨、残雪など天候理由で日程が変更になりますので、詳細はFacebookなどSNSでご確認ください。

https://www.facebook.com/omuroyama.lift/

年に一度大室山山焼き(写真提供:池観光開発株式会社)

大室山の春夏秋冬 それぞれの季節に魅せる表情が大きな魅力

大室山は、季節ごとに山肌の色が変わります。大きな木がほとんどなく、一面が草山で覆われているため、春には若葉の黄緑、夏には深い緑、秋にはススキの銀色、冬には山焼き後の黒一色と、まるで四季折々の絵画のように変化します。これほど季節ごとに表情が変わる山は、日本でも珍しいのではないでしょうか。

「春」若葉の黄緑大室山(写真提供:池観光開発株式会社)
「夏」深緑が広がる大室山
「秋」ススキの銀色(写真提供:池観光開発株式会社)
「冬」黒一色の大室山(写真提供:池観光開発株式会社)

リフト乗車口にある名店 おおむろ軽食堂

おおむろ軽食堂はレトロな雰囲気の店内に、こだわり抜いたお食事と「陶芸工房えんのかま」で焼いた陶器を使用している、昔懐かしい日本を感じられるお店です。今回注文したのは、伊豆わさび麦とろ丼とライスバーガーの2つ。伊豆わさび麦とろ丼は、前菜プレート、大室山に見立てた可愛らしいご飯に、伊豆のわさびや地元の削り節を使用したお出汁…素材の味を最大限に活かしたお料理に大満足でした。また、食事の最後にはお抹茶とデザートも付いていました。ライスバーガーは、こんがり焼いたご飯に食欲をそそる甘だれをまとったお肉!手軽に食べられ、子どもウケ抜群のバーガーだと思います。是非召し上がってみてください!

おおむろ軽食堂の入り口
おおむろ軽食堂の店内はレトロな雰囲気
地物にこだわった「伊豆わさび麦とろ丼」
一度食べたらやみつき!ライスバーガー

まとめ(アクセス&基本情報)

見た瞬間に「これ、どこ!?」と思わず聞きたくなる、まるで空に浮かぶ緑のドーム――それが大室山です。約4,000年前の噴火で誕生し、山全体が国の天然記念物に指定される、唯一無二の場所。
季節ごとに表情を変える山肌は、春の若葉、夏の深緑、秋のススキ、冬の黒一色と、訪れるたびに違った“写真映え”を楽しめます。伊豆に来たなら、写真だけでなく、歩き、登り、食べて、頂上からの景色を体感してみてください。ここにしかない壮大な絶景が、あなたを待っています。

下りのリフトは大パノラマで絶景でした
頂上最後の記念撮影はここ!
名称:大室山(おおむろやま)

住所:静岡県伊東市富戸1317-5
アクセス:伊豆急行「伊豆高原駅」より東海バスで約20分

リフト営業時間:【3月~9月】上り→始発9:00/最終17:00 下り→最終17:15 【10月~2月】上り→始発9:00/最終16:00 下り→最終16:15
定休日:不定休 ホームページをご確認ください。(安全管理規定に則った荒天時等の運休及び6月と12月に長期整備休業あり)

料金:大人往復1,000円、子ども500円
〔身分証明書提示割引〕障害者手帳・療育手帳(各種関係法令等に定めるもの)本人(大人・子ども)半額、介護者(1名)半額
駐車場:あり(無料)自家用車500台、バス20台
コインロッカーあり、フリーWi-Fi、貸出用車いす

公式サイト:https://omuroyama.com/
ハロナビしずおか

関連記事