大人も子ども気分で楽しめる!焼津の新スポット「ターントクルこども館」

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ターントクルこども館
「ターントクルこども館」に入ってすぐの「やいづ えほんと」のラウンジ部分

2021年7月、JR焼津駅南口から徒歩8分のところにオープンした話題のスポット、ターントクルこども館。「こども館」という名前に、小さなお子さんと保護者のための施設でしょ?と思う方もいるかもしれませんが、いえいえ、中学生や高校生からシニア世代まで、幅広い年代の人が楽しめる施設です。今回はそんなターントクルこども館を訪ね、その見どころをご紹介していきます。

2021年にオープン!「ターントクルこども館」とは

ターントクルこども館
ターントクルこども館外観

「ターントクル」・・・一体なんだろう?と思った方はいませんか?実はこの地方の方言で「たくさん」のことを「たーんと」と言うんです。たくさんの人に楽しんでもらえる場所が、「ターントクル」なんですね。
そんな意味の方言を名前を持つ「ターントクルこども館」は、集い・遊び・学びの機能を持つ施設で、1階と中2階が、こども図書館「やいづ えほんと」、2階と3階が「焼津おもちゃ美術館」という構成になっています。おもちゃと遊びの文化を広めるため、全国に姉妹館をもつ「おもちゃ美術館」ですが、その中でもターントクルこども館は全国初のこども図書館併設のおもちゃ美術館とのこと。このほか1階には、日本茶ベースのスイーツやドリンクがいただけるカフェ、おもちゃを購入できるミュージアムショップも併設。ゆっくり1日、楽しむことができます。

館内は、全国最大級の木のたまごプールや、八丁櫓と呼ばれる焼津伝統の和船をモチーフにした木の遊具、魚市場をイメージしたコーナーや寿司カウンターなども設置され、漁業の街・焼津の文化と歴史が詰まった遊びが体験できる場所にもなっています。

こんな盛りだくさんの展示や遊び場があるターントクルこども館には、おもちゃ学芸員・えほんとサポーターといったボランティアの方がサポートに入っています。養成講座を受講した方が登録でき、学生から子育てを終えた50〜80代の方まで、すでに100名をこえる登録があるとのこと! 読み聞かせや遊びのサポートをしてくれるので、子ども連れの方はぜひ頼ってみてください。

ターントクルこども館
受付の様子

それではさっそく館内を見ていきましょう! なお、「やいづ えほんと」は入館無料なので、そのまま入館できますが、「焼津おもちゃ美術館」は有料の施設です。現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止等の観点から、利用は登録制になっています。おでかけの際は、あらかじめホームページで最新情報をご確認ください。

寝転がるなど、自分好みに絵本を楽しめる!こども図書館「やいづ えほんと」

ターントクルこども館
木がふんだんに使われ、天井も高く開放的

約6,000冊(今後も順次追加予定)の本が並ぶ、やいづ えほんと。絵本は、「出会い」「創造」「安心」という3つのテーマに分類されており、焼津関連の本を集めたコーナーもあります。靴を脱いで床に座ったり、ごろごろと寝転がったりできる「えほんとこども広場」に、ハンモックチェアやカフェのようなラウンジなど様々なスペースがあるので、そのときの気分にあわせ、お好みの場所で読書を楽しむことができます。

ターントクルこども館
ゆったり読書ができる「えほんとラウンジ」
ターントクルこども館
赤ちゃん連れには嬉しい「えほんとこども広場」

やいづ えほんとでは、子どもに読み聞かせる声はもちろん、会話もまわりの迷惑にならない程度のボリュームならOKとのこと。親子連れを中心に、毎日のように足を運ぶ地元の方もいるそう。本の貸出はしていませんが、絵本なのでその場で充分楽しむことができます。

ターントクルこども館
静かな空間の中2階

中2階にはエレベーターとこども広場の奥にある階段からしか行けない、少し隠れ家のような空間がありました。天井が高く窓もあるので、開放的で明るい印象です。こちらには絵本以外にも図鑑、漫画など大人向けの本が並びます。静かに本を読みたい中高生や大人の方におすすめのフロアです。

漁業のまち焼津らしい仕掛けがいっぱい!「焼津おもちゃ美術館」2階

ターントクルこども館
焼津おもちゃ美術館、2階「木のおおうなばら」

続いて2階、「焼津おもちゃ美術館」に行ってみましょう!

まず目に入るのは、漁業の街・焼津らしい八丁櫓をモチーフにした船の遊具や、なかには木のお魚たちも漂う木のたまごプール「木のおおうなばら」。たまごプールは、全国各地にあるおもちゃ美術館の中でも最大級の大きさで、なんと8万5000個もの木のたまごが入っているとのこと!
ボルダリングができる「いわばあそび」や滑り台もあり、静岡のヒノキが贅沢に使われています。林業が盛んな静岡県ならではです。

ちなみに八丁櫓とは、八丁(八本)の櫓を持った和船のこと。江戸時代、軍事上の理由から普通は七丁までしか認められていませんでしたが、徳川家康が焼津にだけ特別に八丁を認め、それが焼津のカツオ漁の発展に繋がったそうです。

ターントクルこども館
台車で運んだ魚は、種類別に分けられた市場コーナーへ
ターントクルこども館
木のマグロの解体ショーができるツール

「木のおおうなばら」で魚を釣り上げたら、隣の「みなとあそび」のコーナーで魚を市場に運び、「うみのまちごっこ」のコーナーで、魚を競りにかけるなんてことも! さらに毎週土・日曜日には、木のマグロの解体ショーという、これもまた焼津ならではのおもしろいイベントで、木の大きな包丁を用いての本物さながらの解体ショーが行われるそうです。

ターントクルこども館
「おすしやさんごっこ」のコーナー
「おすしやさんごっこ」のコーナーで遊ぶ子ども

水揚げして、解体されたマグロが食べられる!?「おすしやさんごっこ」は、特に人気の高いコーナー。木でできているとは思えないほど、しっかりとした造りでネタの種類も豊富! 巻物もつくれます。お茶、醤油、醤油皿の用意もあり、本格的です。

「赤ちゃん木育ひろば」
「赤ちゃん木育ひろば」で遊ぶ親子

こちらは3歳未満の子ども専用の「赤ちゃん木育ひろば」。静岡県産材ヒノキのフローリング空間で、海底を連想させるデザインになっていて、3歳未満の子どもが遊びやすいような小さな木のたまごプールに、木のおもちゃが用意されています。幼稚園や小学生の子どもたちが元気に遊ぶ「木のおおうなばら」と同じ2階にありますが、入り口がきちんと仕切られているので、安心して遊ばせることができます。

古き良き日本を体感できる!「焼津おもちゃ美術館」3階

ターントクルこども館
花沢の里をイメージした「おもちゃ横丁」
ターントクルこども館
色とりどりのけん玉や独楽
ターントクルこども館
焼津名産のイチゴ、トマト、ミカン、お茶の収穫ができる「しゅうかくごっこ」

海のイメージが強い焼津ですが、実は山あいにも見どころがあります。焼津市北部の山村集落である花沢の里は、奈良時代の東海道とも言われるやきつべの小径の上り坂途中にあり、古き良き日本の景観を今に残すエリア。 3階にある「おもちゃ横丁」は、そんな花沢の里の懐かしい雰囲気をイメージしてつくられたそうです。全国のさまざまな独楽(こま)やけん玉が置かれ、子ども達の好奇心を刺激してくれる伝承玩具がたくさんあります。こちらも人気のコーナーなので、まるで縁日のように賑わっています。

ターントクルこども館
ステージがあり、イベントが行われることもある「ざしきひろば」
ターントクルこども館
全国の郷土玩具も展示されている

広々とした畳スペースの「ざしきひろば」でも伝承玩具で遊べます。ちゃぶ台を囲んで、のんびり積み木やお手玉遊びなんて、今ではなかなかできない体験かも。ステージがあるので、イベントや展示が開催されることもあります。

「グッド・トイてんじしつ」
ターントクルこども館
「おもちゃこうぼう」

「グッド・トイてんじしつ」は、グッド・トイ(全国のおもちゃコンサルタントの投票で決まるおもちゃの賞)に認定された世界中の優れたおもちゃや、日本のおもちゃのつくり手による国産材の木のおもちゃKIto TEtoが集結するコーナー。こちらも人気のコーナーで、つくり手の愛情やこだわりを感じられる素敵なおもちゃに触れ合うことができます。

その向かいにある「おもちゃこうぼう」には、スイス製の立派な電動いとのこが置かれており、毎週金〜日曜には、子どもの手形を木の手形として残すワークショップ(別途料金)をはじめ、電動いとのこを使った木工体験ができるイベントも開催されています。毎年訪れて、子どもの成長記録として残していくのもよさそうです。


ほかにも、「おもちゃこうぼう」では、身近な材料を使ったワークショップイベントが開催されているので、ぜひホームページをチェックしてみてください。

大人も夢中になれる「ゲームのへや」

大人も本気で夢中になって遊べるのが、「ゲームのへや」。40種類以上の世界のボードゲームのほか、フランス製のテーブルサッカー台が3台も設置されています。実はテーブルサッカーは、世界大会も開かれるほど本格的なゲームなんです。日本テーブルサッカー協会協力のもと、公式戦でも使える台を設置したそうで、公式戦の開催も可能とのこと。ここで遊んだ子どもたちが、世界で活躍するトッププレイヤーに成長してくれれば!と期待が高まります。いつかここで世界大会が開催されるかもしれません!

日本茶ベースのスイーツも人気のカフェ&物欲が刺激されるこだわりのミュージアムショップ

ターントクルこども館
1階のカフェコーナー
ターントクルこども館
カフェコーナーには焼津市民による選書コーナーも

最後にカフェとミュージアムショップを!

1階には焼津で人気のお茶屋さん、丸玉園の親子向けブランド「SANOWA for kids」が出店し、日本茶をベースにしたスイーツやドリンク、軽食を提供しています。キッズメニューや季節限定メニューの用意もあり、カフェだけの利用も可能です。今後は、お菓子づくりのワークショップを開く企画もあるそう! カフェコーナーは持ち込みもOKなので、赤ちゃんの離乳食や、お弁当を持参して訪れることもできます。

ターントクルこども館
ミュージアムショップ

ミュージアムショップでは子育てにまつわるグッズや、焼津おもちゃ美術館に置いている一部のおもちゃを購入することができます。子どもたちへのプレゼントや出産祝いにもぴったりのアイテムが並びます。インテリアにしたいような、おしゃれなおもちゃも多いので、大人も物欲が刺激されそう!

ターントクルこども館
3階の階段を望む風景。漁業用のガラスの浮き玉「ビン玉」を模したライトも
ターントクルこども館
漁業用具も展示

全国に数あるおもちゃ美術館の中でも、焼津ならではの雰囲気を感じることができる焼津おもちゃ美術館。新型コロナウイルスの感染拡大が気になりますが、職員が毎日こまめに消毒を実施しているので、安心して利用できます。


ターントクルこども館は、さまざまな出会いと気づき、発見がある場所です。ぜひ遊びに行ってみてください。

<DATA>
■ターントクルこども館
https://yaizu-kodomokan.com/
住所:静岡県焼津市栄町5丁目1-1
TEL:054-631-6165
開館時間:やいづ えほんと 9:00~19:00、焼津おもちゃ美術館 10:00〜16:00 ※事前利用登録制
休館日:水曜(祝日の場合は開館、翌日休み)、年末年始
駐車場:近隣に十分な台数の用意あり。詳しくはホームページで確認を
入館料:やいづ えほんと 無料
焼津おもちゃ美術館 当日チケット大人1,000円、中学生・高校生・シニア(65歳以上)700円、小学生・未就学児(1歳以上)500円、1歳未満無料。
※焼津市在住の場合は市内在住である証明できるものがあれば市民料金で利用可能
※平日のみ利用可能なお得な半年パスポートもあり
※小学4年生未満の子どもは保護者同伴で利用を

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