車がなくてもラクチン。伊豆のおいしいとこ取り旅!

リゾート21
東海岸の旅に便利な伊豆急。海を眺める「リゾート21」も体験したい

美味しい海の幸、風光明媚な景色や癒しの温泉で老若男女を問わず人気の伊豆半島。伊豆というと、「車がないと旅行しにくい」というイメージで、女子旅にはハードルが高い……なんて思っていませんか。

伊豆半島の東海岸は、マイカーやレンタカーを利用しなくても、十分に観光スポットを巡ることができるんです! そこで今回は、運転の負担がなく全員がリラックスして旅行を楽しめる、公共交通機関を使った旅のプランをご紹介します。

9:00 お湯かけ弁財天で金運&良縁祈願

縁結びの木
想いを書いた絵馬を枝葉にかけると良縁が叶う「縁結びの木」

JR熱海駅から伊豆急行の伊豆熱川駅までは、電車でおよそ1時間。駅を出ると白い煙が目に映ります。これは、温泉やぐらからの湯けむり。もうもうと立ち上がる湯けむりに「温泉街に来たんだな~。」と旅気分も盛り上がります。

さっそく訪れたのは駅近くの「お湯かけ弁財天」。ここは、源泉が湧き出る珍しい弁財天で、お金を源泉で洗うと金運がアップする「銭洗い」や、恋が叶う「縁結びの木」があるパワースポットなんです。女子旅のスタートに相応しいこの「お湯かけ弁財天」で金運と恋愛運のパワーをたっぷりチャージしちゃいましょう。

<DATA>
■お湯かけ弁財天
所在地:静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本
アクセス:伊豆急行伊豆熱川駅徒歩2分

9:29 伊豆急「リゾート21」に乗って、いざ下田へ!

リゾート21
片瀬白田駅から伊豆稲取駅の間は、ひたすら海を臨む絶景エリア

旅の気分を盛り上げてくれるのが、1980年代から運行しているレトロなデザインの観光列車「リゾート21」。海側の大きな窓を向いたパノラマシートにゆったりと座って、青い海や伊豆七島の島影など東伊豆海岸の絶景を眺めながら、下田へと向かいましょう。

この「リゾート21」には、実は2つのデザインがあります。ひとつは、江戸時代末期、日本に開国を迫るため下田に来航したアメリカ人・ペリーが乗っていた艦隊をイメージした「黒船電車」。もうひとつは、東伊豆・下田の特産品として知られる金目鯛をイメージし、各車両に沿線市町の特産品を装飾した「キンメ電車」です。黒くシャープな外観の「黒船電車」、赤く元気溢れる外観の「キンメ電車」、どちらも長年鉄道ファンに愛されている電車なんですよ。伊豆急下田駅に着いたら、ぜひ電車の隣で記念撮影してくださいね!

「黒船電車」「キンメ電車」とも普通列車として運行しているため、特別料金も予約も不要で乗車できます。乗り逃がしたくない方は事前に運行時間を確認してお出かけくださいね。

ちなみに、伊豆急行は日本で初めて女性運転士が誕生した鉄道会社だそうです。キビキビと働くかっこいい女性運転士の姿も見られるかもしれません。

10:15 下田ロープウェイで、絶景の寝姿山へ

寝姿山
伊豆三景にも選ばれている寝姿山の展望台。天気の良い日は、伊豆七島も一望

伊豆急下田駅に着いたら、まずは駅から徒歩1分のところにある「下田ロープウェイ」に乗り、ビューポイントへ向かいましょう。眼下に稲生川沿いの街並みを楽しみながらの空の旅、わずか3分半で寝姿山に到着します。

展望台から眺められるのは、穏やかな湾と市街地。眺望の良さに感動必至のスポットなのですが、それもそのはず!ここはまさに、幕末に外国船を監視していた場所でもあります。役人たちが、昼夜ここで見張りをしていたというその様子は、「黒船見張り所」に復元されています。

眺めを楽しんだ後は、遊歩道をのんびりと散策しましょう。一年中、季節の花が咲くここは、気持ちのいい空中庭園。30分もあればゆっくりと一周できるので、プチハイキングを楽しめますよ。

ここで忘れてはならないのが、縁結びの仏様・愛染明王が祀られている「愛染堂」への参拝。ご本尊の愛染明王は、子孫の繁栄や幸せなご縁などをもたらすと言われています。女性には頼もしい神様に、しっかりお参りしておきましょう!

愛染堂
法隆寺の夢殿を3分の2サイズで再現したお堂「愛染堂」

<DATA>
下田ロープウェイ
所在地:静岡県下田市東本郷1-3-2
料金:大人1,250円/小人620円

11:30 ランチは下田名物を豪快にパクリ!

「Cafe&Hamburger Ra-maru」の下田バーガー
下田バーガーが食べられるのは、道の駅「開国下田みなと」の1階にある「Cafe&Hamburger Ra-maru」

そろそろお腹が空いてきたところで、ランチタイムといきましょう。下田で食べておきたいものと言えばもちろん、下田港が水揚げ量日本一を誇る、金目鯛! 金目鯛というと煮付けやお刺身をイメージするかもしれませんが、下田にはなんと大胆にバーガーで食べられるお店があるんです。それが、道の駅「開国下田みなと」の1階にある「Cafe&Hamburger Ra-maru」。

金目鯛をカリっと揚げ、甘辛ソースをかけてサンドした「下田バーガー」は、サクサクとした歯触りといい、香ばしさといい、クセになりそう。かなりのボリュームですので、大胆にバンズにかぶりつくことになりますが、それができてしまうのも気軽な女子旅ならではの醍醐味ですね!

「開国下田みなと」には、旅の情報を入手できる「下田観光案内所」や、下田の特産品が揃う「JA直売センター」もあります。こちらもぜひ、立ち寄ってみてください。

<DATA>
Cafe&Hamburger Ra-maru
所在地:静岡県下田市外ヶ岡1-1
TEL:0558-27-2510
営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30)/無休

12:30 絶景パワースポットで恋愛運アップ

白濵神社
駐車場裏に突如開けるのは、荒々しい奇岩の上に真っ赤な鳥居が立つ神秘的な絶景

お腹が満たされたら、絶景も見応え十分な縁結びのパワースポットに向かいましょう! まずは「まどが浜」バス停からバスに揺られて、伊豆最古の宮「白濵神社」へ。白濱神社の通称で知られるこちらの神社の正式名称は伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ)。主祭神の伊古奈比咩命は、2400年以上昔に南方から伊豆にやってきた三島大明神の最愛の后神で、縁結びと子授けの神さまなのです。2001年に西城秀樹さんが挙式をした神社としても知られています。

朱塗りの太鼓橋を渡って境内へと進みましょう。境内からは女性の神さまを祀る神社らしい優しい雰囲気が感じられます。本殿があるのは、拝殿の横にある参道を昇った森のなか。波の音を聞きながら進む本殿に至るまでの階段は、まさに鎮守の森と呼ぶにふさわしく、自然と清々しい気持ちになるから不思議です。

専用駐車場の裏側にある白浜海岸の大明神岩に立つ鳥居にもぜひ足を運んでください。これは伊豆の島の神々を拝むために建てられたものなのだそう。真っ赤な鳥居と青い海、押し寄せる白波のコントラストが生み出す神秘的な絶景は、見ているだけで心が洗われます。

<DATA>
■白濵神社
所在地:静岡県下田市白浜2740
TEL:0558-22-1183

龍宮窟
自然が作り出すアートが圧巻!

もうひとつの絶景、縁結びパワースポットとしてご紹介したいのが、神秘の洞窟と呼ばれる「龍宮窟」。過去に吉永小百合さん出演のCMがここで撮影され大きな話題となりました。

波の浸食によりできた洞窟は、直径50mほどの天窓が広がり、独特の景観を見せています。上部にある遊歩道から洞窟を見下ろせば、思わず写真を撮らずにはいられないほど見事なハート型! 時間に余裕があれば、ぜひ足を延ばしてほしいスポットです。

14:15 レトロな雰囲気が魅力! ペリーロードと街中を散策

ペリーロード
レトロな雰囲気漂うペリーロード
土藤商店横の休憩スポット
商店街の中にある明治創業の酒屋 「土藤商店」横には、休憩できるスポットが。 伊豆石を使った建物にかかるレトロな看板も可愛らしい

白濵神社から下田駅に戻ったら、市街地を散策してみましょう。街はコンパクトにまとまっているので、徒歩でのんびりと巡ることができます。平滑川沿いの「ペリーロード」は、艦隊を率いて幕末の日本へ来航し、開国の交渉を行ったペリー提督が300人の部下とともに了仙寺まで行進した歴史ある道。

現在は、レトロで可愛らしいショップやカフェが点在する街歩きが楽しい小径です。石蔵やなまこ壁の家々が並び、川面に柳が映る様はなんともフォトジェニック。なかでも赤い欄干の橋の上は、背景にレトロな風景を入れて撮影できる絶好の写真スポットです!

あんパン
「ハリスさんの牛乳あんパン」は、和菓子職人が作る上品なスイーツ

ペリーロードを歩いた後は、商店街へ。商店街には魅力的なお店が並び目移りしてしまいますが、ここで絶対ゲットしたいのが、1日1000個、多いときは2000個以上売れるという平井製菓の「ハリスさんの牛乳あんパン」。ちょっと変わったネーミングは、初代米国総領事タウンゼント・ハリスが牛乳を日本で初めて飲んだのが下田だったことに因んでつけられたもの。牛乳を練り込んだパン生地はしっとり、自家製の餡子とソフトバターの相性も抜群で、あんパンというよりも和菓子のような一品です。

<DATA>
平井製菓 本店
所在地:静岡県下田市二丁目11-7
TEL:0558-22-1345
営業時間:9:00〜18:00/火曜日休(ほか水曜不定休)

16:00 1日目の締めくくりは、海を一望するリゾートホテルでゆったり

下田東急ホテル
1962年創業以来、愛されるホテル。2017年にリノベーションをした際も、シンボリックな外観はほぼそのままに、館内はいっそう快適に
下田東急ホテル
海側の客室からは、コバルトブルーの大浦湾を一望

この旅のハイライトは、海抜56メートルの高台に立つ絶景リゾート「下田東急ホテル」。創業1962年、これまで数々のVIPや著名人を迎え入れてきた下田を代表する老舗ホテルですが、2017年に大掛かりな全館改装を終えリニューアルオープン。老舗ならではの格式と快適なホテルライフの「いいとこ取り」ができてしまうホテルなんです。

南国下田を思わせる美しい風景の中で、ゆったりと旅の疲れを癒しましょう。ゲストルームは、紺碧の入り江を望む海側の部屋が断然おすすめです!

下田東急ホテル
「下田産伊勢海老と魚介類のフィッシャーマンズスープ仕立て」。※内容は仕入れの状況で異なることもあります

ディナーはガーデンに面したダイニング「マ・シェール・メール 番所」で。伊豆の食材をふんだんに使った和洋折衷コースをいただきます。ホテル伝統料理の「下田産伊勢海老と魚介類のフィッシャーマンズスープ仕立て」はそれぞれの素材の出汁がぎゅっと凝縮され、そこにオレンジが香るなんとも贅沢な逸品。

夜は海を眺め、肌ざわり優しい温泉の露天風呂でゆっくりするもよし、部屋でのんびりと潮騒に耳を傾けるもよし。贅沢なロケーションと時間を、心ゆくまで楽しみましょう。

和歌の浦遊歩道
ホテルから歩いてすぐの「和歌の浦遊歩道」はミシュラングリーンガイドにも選ばれている、絶景の散策スポットです

<DATA>
下田東急ホテル
所在地:静岡県下田市5-12-1
TEL:0558-22-2411

後編・2日目に続く>>>伊豆高原でテディベアに癒やされ、絶品グルメに舌鼓/1泊2日で伊豆のおいしいとこ取り旅【後編】

※営業時間等は状況により急遽変更になる可能性がございます。店舗まで直接お問い合わせください。