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ホームスポット名所静岡の歴史と文化を感じるまち歩き 芹沢銈介美術館とできたての安倍川もちが味わえる登呂「もちの家」(登...

静岡の歴史と文化を感じるまち歩き 芹沢銈介美術館とできたての安倍川もちが味わえる登呂「もちの家」(登呂遺跡周辺観光)

弥生時代の遺跡として全国的にその名を知られる登呂遺跡。登呂遺跡を訪れたなら、ぜひ訪れていただきたいのが、静岡の文化と伝統を感じられる静岡市立芹沢銈介美術館と、江戸時代から続く銘菓、安倍川もちで有名なやまだいちが営む登呂「もちの家」です。
芹沢銈介は、静岡市出身の人間国宝として知られる染色家。登呂遺跡公園内にある美術館には多くの作品や蒐集品が収蔵、展示されています。また登呂遺跡公園の隣にある登呂「もちの家」でいただけるできたての安倍川もちも見逃せません。
登呂遺跡周辺を散策して現代に受け継がれる静岡の文化を感じてみませんか。

人間国宝の感性と技に魅了される「静岡市立芹沢銈介美術館」

芹沢銈介美術館
さまざまな独創的な模様を残した芹沢銈介の作品を収蔵、展示しています(写真はポストカード)

静岡市出身の染色家・芹沢銈介。感性溢れる色彩と文様は、時に染色の域に留まらず、多彩な作品を残しました。1956年に人間国宝に認定、1967年には静岡市名誉市民となり、約600点の作品と世界中から蒐集した工芸品の「芹沢コレクション」約4500点が、芹沢銈介から寄贈されました。

静岡市立芹沢銈介美術館では、これらを収蔵。年に4回の企画展ごとに展示品を総入れ替え。芹沢銈介が手掛けた“色と模様の世界”を、毎回異なる作品で堪能することができます。

エントランスロビーから、作品鑑賞がスタートします

芹沢銈介の作品はもちろんですが、静岡市立芹沢銈介美術館は、「石水館」と命名された美術館そのものも見どころのひとつ。木や石など自然と調和する素材を使い、噴水がある池を巡るように展示室を配した「石水館」は、展示作品の鑑賞に集中できる、静謐な空気に包まれています。

敷地内には四季折々の移ろいを感じる植栽も。池の周囲には約60本のキンモクセイが植えられ、10月上旬から中旬にかけて、周囲は甘い華やかな香りに包まれます。
さらに付属施設として、東京・蒲田の芹沢銈介の自邸内にあった、板倉を改装した二階建ての家を移築した「芹沢銈介の家」があります。こちらは、日曜日と祝日に公開しています。

特別室にはソファが置かれ、ここでは坪庭を眺めながらひと休みすることができます
門の先に見えるのは、噴水のある池。建物はこの池を取り囲むように建築されています

作品鑑賞をした後は、ミュージアムショップへ。日常づかいができる芹沢銈介模様の暖簾や風呂敷、絵はがき、書籍や図録などを販売しています。展示会のテーマに合わせた工芸品などを販売するコーナーも設置されています。

順路の最後にあるミュージアムショップ。芹澤作品を身近に感じることができます
「ハンカチーフ」各1,100円、「風呂敷(43cm幅)」880円~ 
「museum shop オリジナル紅型はがき箱」各4,180円
【静岡市立芹沢銈介美術館】
住所:〒422-8033 静岡県静岡市駿河区登呂5-10-5
電話:054-282-5522
営業時間:9:00~16:30
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日・振替休日の翌日、展示替期間中(年4回)、
料金:一般420円(市内在住の70歳以上は無料)、高校生・大学生260円、小・中学生100円
駐車場:登呂遺跡南側駐車所利用、1回400円 ※8:30~17:00(最終入庫16:30)
ホームページ:https://www.seribi.jp/

登呂「もちの家」で東海道名物・安倍川もちを堪能する

「安倍川もち」750円。出来たての味は格別です
大根おろしとわさびをトッピングした、辛党さんにおすすめの「からみもち」750円。醤油をかけていただきます

江戸時代、東海道府中宿の名物として名を馳せた安倍川もち。その命名は徳川家康と伝わります。戦時中は物資不足から途絶えてしまったこの名物は、静岡市の菓子メーカー「やまだいち」によって戦後いち早く復活されました。登呂遺跡に隣接して建つ直営店の登呂「もちの家」では、つきたての柔らかい餅を使った「安倍川もち」や「からみもち」がいただけます。少し長めについた餅は、きめ細かくなめらか。北海道で栽培された大豆を丁寧に煎り和三盆を混ぜたきなこは、香ばしさと繊細な甘みが特徴です。

「もりそば」800円。安倍川もちが付くセットもあります

しゃきっとした歯ごたえでのど越しもいい手打ちそばを目当てに来店する常連客も。11月から3月にかけて、季節限定メニューの「おぞう煮」も登場。かつお出汁に醤油で味を調えたおつゆに、餅、里芋、大根、人参、ほうれん草を具材にした、静岡風の雑煮です。

店舗の建物は奥会津から移築。馬小屋と住居が一緒になった、築250年超の農家です。大きな囲炉裏があり、長い年月燻されてきた天井や梁は風格さえも感じるほどに黒光りしています。

建物の歴史を感じる店内。座敷席とテーブル席があります
2階は見学可。昔の道具なども展示されています
【登呂「もちの家」】
住所:〒422-8033 静岡県静岡市駿河区登呂5-15-13
電話:054-283-1663
営業時間:11:00~15:30LO
定休:月〜金曜日(祝日の場合は営業)、年末年始
駐車場:10台
ホームページ:https://www.abekawamochi.co.jp/shop/shop-mochinoie/

まとめ

登呂遺跡周辺は、古代の暮らしや静岡が生み出した人間国宝の芸術作品、江戸時代から愛されるスイーツを堪能できるまち歩きにおすすめのエリアです。ぜひ一度、訪れてみてください。

登呂遺跡の紹介記事はこちら↓

教科書で学んだ弥生時代の暮らしがここに!静岡・登呂遺跡で歴史体験

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