まるで階段で富士山を登っていくかのようーー。
壮大な富士山の景色を独り占めするような眺望を楽しめるスポット「富士山夢の大橋」をご存じですか?
富士山を正面に見るインパクトのある風景がSNSを中心に話題を集め、国内外の観光客が多く訪れる人気のフォトスポットです。 一方で、一般道路に面しているため、訪問時にはマナーも必要。詳しいアクセス方法や周辺グルメスポットと合わせてご紹介します。

富士山夢の大橋ってどんなところ?
富士山夢の大橋は、富士市蓼原にある国道139号と国道1号をつなぐ道路上の橋。この道路は市街地の渋滞緩和や物流の効率化支援などを目的に整備された都市計画道路で、富士山夢の大橋は道路整備の一環として2016年に開通しました。
潤井川に架かる富士山夢の大橋を南から北に向かって進むと、雄大な富士山を真正面に望むことができます。2023年に海外のインフルエンサーがSNSで紹介したところ、その眺望の良さが話題になり、外国人観光客が多く訪れるスポットになりました。


富士山夢の大橋ならでは! 目の前に広がる雄大な富士山を見てみよう

富士山夢の大橋では、ここならではの雄大な富士山を望めます。
橋の手前から見上げると、階段がまるで富士山に続くように見えます。写真はもちろん、登っていく様子を動画で撮影しても面白そう。午前中や夕方のほうが、雲が少ないすっきりとした姿の富士山に出会いやすいそうです。


橋の階段は国道139号の東西にあり、有名な西側に比べて、東側は空いていることも。こちらも撮影におすすめです。
階段を登った先にも富士山の風景が広がります。こちらは富士山と富士市の町並みを一望する風景です。先ほどとはまた違った風景を楽しめますね。

気になるアクセス方法は? マナーを守って利用しよう
富士山夢の大橋には、見学者専用の無料駐車場が整備されています。橋のたもとにある駐車場の出入り口は東側1か所。一方通行になっているので、周囲の案内看板や警備員の指示に従ってゆっくりと進みましょう。
富士山夢の大橋は観光を目的とした建造物でなく、市民の日常生活に使われている道路の一部です。周辺には一般住宅も多く、幹線道路をつなぐ主要な道路であることから車の往来も多い場所。「ゴミは持ち帰る」「道路から撮影しない」「大きな声を出さない」など、マナーを守って利用したいですね。






【富士山夢の大橋】
住所:静岡県富士市蓼原783
営業時間:見学自由
駐車場:あり
https://yume-no-ohashi.com/
近くの富士山ビュースポットにも寄ってみよう
富士市では市内から見える綺麗な富士山の眺望スポットを「富士山ビューポイント」として設定しています。そのビューポイントの1つが「ふじのくに田子の浦みなと公園」。富士山夢の大橋から車で約5分の距離にあります。
園内には展望タワーや多目的広場、アスレチック遊具などが設置され、展望タワーからは田子の浦漁港と富士山を一望できます。数字の「0」の形をしたモニュメント「はじまりの鐘」越しに見る富士山もフォトジェニックな風景でおすすめです。

【ふじのくに田子の浦みなと公園】
住所:静岡県富士市前田地先
営業時間:見学自由(駐車場は8:00〜17:00)
駐車場:あり
電話:0545-33-0496(静岡県田子の浦港管理事務所)
田子の浦漁港でご当地グルメを味わおう
「ふじのくに田子の浦みなと公園」のすぐ近くにある田子の浦漁港は、しらす漁で有名な港。漁港内にある「田子の浦漁港食堂」では、新鮮な田子の浦しらすが食べられるので、ランチにおすすめです。
田子の浦漁港で獲れたしらすは、一隻の船で網を曳く一艘曳き(いっそうびき)という漁法で漁獲されたもの。身に傷が少なく、鮮度の高い状態で水揚げできるため、プリプリとした食感で、甘みや旨みが濃いのが特徴です。

田子の浦港漁協食堂では、生と釜揚げを使った「ハーフ丼」をはじめ、水揚げがあった日に提供される「生しらす丼」、たれに漬けたしらすと卵黄を合わせた「赤富士丼」などのメニューが並びます。しらすの入荷や営業情報は公式ホームページで発信されるのでチェックしてみてくださいね。


田子の浦のしらすは鮮度と質にこだわるため、漁獲量に限りがあり、地元消費が中心。県外流通量が少ないため、ぜひ現地で味わいたい逸品です。


【田子の浦港 漁協食堂】
住所:静岡県富士市前田866-6
営業時間:10:30~13:30(食材がなくなり次第終了)
定休:無休(4/1~12/28の毎日営業)、臨時休業あり
電話:0545-61-1004
駐車場:あり
https://www.tagonoura-gyokyo.jp/
まとめ
外国人観光客に大人気の「富士山夢の大橋」からの眺めは写真映え間違いなしの人気スポットです。静岡ならではの風景なので旅行の思い出づくりにもぴったりですよ。富士山を観賞した後はご当地グルメも楽しみましょう。目もお腹もたっぷり満たせます。