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ホーム体験おすすめ体験全国でここだけ! 大空へのロマン感じる航空自衛隊浜松広報館「エアーパーク」

全国でここだけ! 大空へのロマン感じる航空自衛隊浜松広報館「エアーパーク」

「エアーパーク」の愛称で知られる航空自衛隊浜松広報館は、JR浜松駅から北へおよそ6㎞に位置する航空自衛隊浜松基地の一角にあり、航空自衛隊唯一のテーマパークとあって全国から多くのファンが訪れる人気の観光スポットとなっています。
そのエアーパークが2021年3月にリニューアル。そこで今回は新たな見どころとともに、老若男女問わず大空へのロマンをかきたてるエアーパークの魅力をご紹介します。

入場料無料のエアーパーク 3つのエリア

航空自衛隊浜松広報館「エアーパーク」

屋外に展示されたブルーインパルス仕様の「F-86F」が来館者を出迎えてくれますのでまずはここで記念撮影を。

エアーパークは、航空自衛隊の任務や航空機の模型など様々な資料が見られる「展示資料館」、ドームスクリーンで大迫力の映像を観賞できる「全天周シアター」、実物の航空機を間近で見学できる「展示格納庫」の3つで構成されています。そして、すべてのコーナーを無料で楽しむことができるんですよ。

航空機のメカニズムが見られる展示も(F-1戦闘機)(1階)

それではまず、1階の展示から見ていきましょう。
1階には、航空自衛隊の歴史、任務や活動とともに、戦闘機のメカニズムなどが展示されています。

航空機や航空自衛隊のことが学べる! ~さまざまな任務のために~

2階に上がると、航空機の模型がずらっと並んでいます。この模型は航空自衛隊が保有している機種を1/32のスケールで作られているそう。

ここで航空機の種類を簡単にご紹介。
・練習機(T)・・・パイロットの養成のために使われる航空機
・戦闘機(F)・・・侵攻してくる敵に直接対処する航空機
・救難機等(U,UH)・・・遭難や災害の発生時に機体や乗組員を救助する航空機
・輸送機(C,KC)・・・隊員や物資を輸送する航空機
・早期警戒管制機(E)・・・日本周辺を飛行する航空機を探知する航空機

マニア垂涎! 1/32スケールで作られた航空機の模型がずらっと展示されている(2階)

戦闘機にはミサイルが搭載されていたり、救難機はヘリコプターだったり、輸送機は旅客機に似ていたり、早期警戒管制機はレーダーを探知できる円盤のようなアンテナを搭載していたり・・・・飛行機の種類を知って模型をじっくり見てみると航空自衛隊の任務や役割への理解へも深まります。
機体には、TやFなどの航空機の種類を表すアルファベットが表示されているため、航空機についてまったく知識がない私にもその違いが分かり、眺めているうちワクワクが高まってきました。

日本国政府専用機貴賓室の展示(3階)
子供から大人まで夢中になる「簡易シミュレーター」

3階には、旧日本国政府専用機(B747-400)の貴賓室が展示されていますが、これは実際に機内で使われていたものだそうです。日本の首相らが世界各地へ飛び立つのに使われていた機内の様子を見ると、緊迫した状況が想像され、なぜか少し引き締まった気分に・・。
また、飛行を体験できる簡易シミュレーターのコーナーも。画面の文字と音声の指示に従って操作するだけで、第1航空団で訓練しているパイロット学生と同じ飛行コースを体験できるとあって大人気のコーナーとなっています。

全天周シアター

全天周シアターへは、展示資料館の2階から向かいます。
全天周シアターでは、ブルーインパルスの華麗な飛行シーンが見られる「創造への挑戦 ブルーインパルス」、災害発生時に物資を届ける輸送部隊の活動を紹介した「運ぶという使命」、海上や雪山で行う航空救難団の活動を紹介した「最後の砦」に加え、2021年からは、鍛え抜かれた戦闘機パイロットの訓練や思いに迫る「強い翼」が上映されています。 各上映時間は20分ですが、迫力ある映像に引き込まれ、あっという間にエンディングに。体感時間は5分ほどで、もう終わってしまうのかと残念に感じるほど。

入場整理券は、1階の受付で上映時間の前から配布しています。整理券の配布開始時刻は、30分前、60分前など各回により異なっているので事前に確認し、忘れずにもらっておきましょう。通常、一日6回放映、各回定員120名のところ、現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、1日4回の放映、先着60名となっています。残念ながら写真撮影禁止のためここでは様子をお見せできませんが、視界いっぱいに広がる迫力の映像は必見です。お見逃しなく!

見て!体験して!楽しむ! 展示格納庫に大興奮!

そして、いよいよ本物の航空機が展示されている展示格納庫へ。
連絡通路を通って2階通路に到着すると、たくさんの航空機が所狭しと並んでいました。天井からも吊り下げられており、航空機ファンにはたまらない空間です。
ここの航空機は実際に使用され、今は役目を終えたものですが、その姿からは、厳しい環境に耐え抜き、大空を飛んで任務を遂行していた逞しさが、どこからともなく感じられます。

本物の航空機が並ぶ「展示格納庫」
フライトスーツを着て操縦席に座れば気分はすっかりパイロット!(この写真は2016年に撮影したものです。)

また、今は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止をしていますが、フライトスーツを着て、飛行機の操縦席に座ることもできるんです。フライトスーツは、子供用のスーツも用意されているそうです。(無料)
フライトスーツ試着体験再開の際には、パイロット姿でばっちり決めて記念撮影したいですね。

F-4戦闘機
メーターの数にびっくり!本物の戦闘機のコックピット。

ブルーインパルスコーナー

2021年に新設されたブルーインパルスコーナー

2021年のリニューアルでは、ブルーインパルスコーナーが新設されました!
コーナーを紹介する前に、ブルーインパルスの歩みを簡単に。

ブルーインパルスの名前は誰でも一度は耳にしたことがあるはず。オリンピックなどの国際的なイベントや航空祭等で、華麗なアクロバティック飛行を見せてくれるブルーインパルスの発祥は実は、ここ浜松基地なんです。
昭和35年に浜松基地第1航空団第2飛行隊内に「空中機動研究班」として誕生したのが始まり。その後、昭和56年に宮城県松島基地へ移駐し、現在は松島基地第4航空団に所属しているそうです。

ブルーインパルスコーナーでは、パネルや映像でブルーインパルスのこれまでの歩みや演目、ブルーインパルス機の説明が見られます。また、VRコーナーもあり、VRゴーグルを着用するとパイロットと同じ視界が映し出され、飛行の疑似体験ができるとのこと。

さっそくトライしてみると、離陸から臨場感溢れる映像にドキドキ。上には空が広がり、左右下を見ると眼下に浜松の街や遠州灘の景色が見え、後方を振り返ると後ろの席のパイロットが飛行機を操縦している様子もリアルに見えました!

また、展示には、これまでのブルーインパルス初代機体である「F-86F」、2代目の「T-2」、に、リニューアルで、3代目の「T-4」も加わりましたのでぜひご注目ください!

T-2 超音速高等練習機
T-4 練習機

喫茶コーナー&ミュージアムショップ

ここで、喫茶コーナーとミュージアムショップをご紹介。
喫茶コーナーは、3階にあり大きな窓越しに、遮るものなく滑走路を遠くまで見渡せます。
タイミングがよければドリンクや軽食をいただきながら、航空機が飛び立つ様子が眺められますよ。

ミュージアムショップは1階の入り口近くにあり、航空自衛隊機のプラモデルやTシャツなどエアーパーク限定のグッズやお菓子が販売されています。
ところで自衛隊グルメといえば、海上自衛隊のカレーが有名ですが、航空自衛隊ならではのグルメもあるんですよ。その名も「空自空上げ」!そう!唐揚げが航空自衛隊が誇るグルメなんです!各基地にはその基地独自の唐揚げメニューがあり、浜松基地ならではのメニューは、 うなぎかば焼味と三ケ日みかん味の唐揚げなんだそう。 ミュージアムショップでは、そのうなぎかば焼味と三ケ日みかん味の「からあげ缶詰」が2缶セットで販売されています。ご家族やお友達へのお土産にいかがでしょうか。

航空自衛隊機のプラモデルやエアパーク限定グッズが販売されているミュージアムショップ
浜松基地のからあげ缶詰は、うなぎ蒲焼味と三ケ日みかん味

航空自衛隊発祥の地

最後に、エアーパークがある航空自衛隊浜松基地の起源から現在までを簡単に。

昭和8年にこの地に浜松陸軍飛行学校が設立され、終戦後の昭和27年には保安隊航空学校が設立されました。そして、昭和29年7月に航空自衛隊が発足すると、10月には、国内1号機であるT-34練習機を浜松で受け入れ、翌昭和30年9月に航空自衛隊浜松基地が設置されることとなりました。
現在浜松基地がある土地には、戦前から続く飛行の教育・訓練の場としての長い歴史があり、浜松基地は現在も航空自衛隊の教育の中核としての役割を担っています。
そのためこの浜松基地周辺で見られる航空機の多くは練習機なんですね。

窓の外には滑走路から飛び立つT-4練習機の姿が!
堀にもブルーインパルス!

まとめ

エアーパークの主な見どころや航空機の豆知識、浜松基地の歴史について簡単にご紹介してきましたが、エアーパークには、ここには書ききれない見どころがたくさんあります。
なんといっても基地内にあるため、滑走路から飛び立つ航空機を実際に眺めることができたり、制服姿の自衛隊員を見かけたり、普段、私たちの知らないところで日本を空から守ってくれている航空自衛隊を身近に感じることができますよ。
全国で唯一の航空自衛隊の広報館、エアーパーク。全天周シアターや、VRコーナーで飛行の臨場感を味わったり、展示格納庫で本物の戦闘機に触れて大空に思いを馳せてみませんか。

<エアパーク(自衛隊広報館)>

■所在地 浜松市中央区西山町無番地
■電話番号 053-472-1121
■営業時間 9:00~16:00
■定休日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、毎月最終火曜日、毎年3月第2週の火曜日から木曜日、年末年始
※その他諸般の事情により変動いたします。詳しくはエアパークHPにてご確認ください。


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