早春の花といえば、梅や早咲き桜を思い浮かべる方が多いと思いますが、日照時間が長く温暖な気候の静岡県では、他にもつばき、菜の花など早春の花々が各地で開花し、春の気配を感じさせてくれます。
そこで今回は、寒さが厳しい2~3月に見頃を迎える早春の花おすすめスポットをご紹介します。厚手のコートやマフラーなどで十分な防寒対策をして、春の足音を聞きにお出かけしてみませんか。
伊豆エリア
小室山公園つばき園(伊東市)
伊豆高原にある小室山公園のつばき園には、約1,000種類、約4,000本ものつばきが植えられています。
SNS映えで話題の小室山リッジウォーク“MISORA”は、この小室山山頂にあります。つばき園を散策した後は、一人乗りのレトロなリフトに乗って山頂に向かい、海と空の絶景をお楽しみください。
【花の種類】つばき
【例年の見頃】2月下旬~3月上旬
【イベント】つばき鑑賞会 2024年2月23日(日)~3月17日(日)
場所:つばきの館
【問い合わせ】(公財)伊東振興公社 TEL:0557-37-7135
日野地区(南伊豆町)
伊豆半島の南端に位置する南伊豆町は、春の訪れが早く1月下旬には菜の花が開花を始めます。見ごろを迎える2、3月には河津桜も開花し、黄色の菜の花とピンクの早咲き桜の見事な競演が見られます。例年「みなみの桜と菜の花まつり」も開催され多くの観光客で賑わいます。
【花の種類】菜の花
【例年の見頃】2月中旬~3月上旬
【イベント】第26回みなみの桜と菜の花まつり 2024年2月1日(木)~3月10日(日)
【問い合わせ】南伊豆町観光協会 TEL:0558-62-0141
田んぼをつかった花畑 那賀地区(松崎町)
松崎町の那賀地区では、広大な農閑期の田んぼに、アフリカキンセンカ、るりからくさ、姫金魚草、つましろひなぎく、ひなげし、矢車草の6種類の花が順々に開花し、色とりどりのかわいらしいお花畑が一面に広がります。花畑の中の本物の人間や動物と区別のつかない“リアルかかし”もSNSで話題!
3月下旬から4月上旬には、那賀川桜並木も見ごろを迎え春の訪れを満喫できます。
【花の種類】アフリカキンセンカ、るりからくさ、姫金魚草など
【例年の見頃】2月中旬~4月下旬
【問い合わせ】松崎町観光協会 TEL:0558-42-0745
中部エリア
玉露の里(藤枝市)
玉露の里の椿園には、約300種類、1300本の椿が植えられており、2月上旬から4月にかけてさまざまな色や形の椿の花を楽しむことができます。
玉露の里のある朝比奈地区は、宇治(京都)、八女(福岡)とともに玉露の日本三大産地の一つとして知られています。椿の鑑賞のあとは、玉露の里で玉露の深い旨味を味わってみてはいかがでしょうか。
【花の種類】つばき
【例年の見頃】2月下旬~4月下旬
【問い合わせ】玉露の里 TEL:054-668-0019
西部エリア
桶ヶ谷沼(磐田市)
桶ヶ谷沼には、約70種類のとんぼの生息が確認されており、日本一のとんぼの生息地として知られています。たくさんのとんぼが生息できるよう桶ヶ谷沼の自然環境は保護されており、自然豊かな沼地一面に咲く菜の花の黄色が鮮やかに際立っています。
【花の種類】菜の花
【例年の見頃】3月下旬~4月中旬
【問い合わせ】桶ヶ谷沼ビジターセンター TEL:0538-39-3022
はままつフラワーパーク(浜松市)
早春のはままつフラワーパークでは、梅の花や早咲きの舘山寺桜が次々と開花します。一方、地表近くでは、この時期、房咲きスイセンが見頃を迎えています。房前スイセンは、梅園に植えられており、ピンクや白の梅の花と、スイセンの白と黄色の花による日本の早春ならではの花のコラボレーションを楽しむことができます。
【花の種類】房咲きスイセン
【例年の見頃】1月上旬~2月上旬
【問い合わせ】はままつフラワーパーク TEL:053-487-0511