iZooとは
「ライオン いません! キリンも いません! ヘビ ヘビ ワニ ワニ カメ カメ カメ カメ 爬虫類にさわれるよ♪ イズーはいずこだ?! 伊豆! iZoo!」の歌で静岡県民にはお馴染みの、爬虫類や両生類を中心に約150種以上が飼育されている動物園です。動物たちとの“距離の近さ”は、日本屈指です。また日本だけではなく世界レベルの飼育・繁殖のノウハウと技術がある施設なのです。iZooへ行ってみよう!と検討中の方には、ぜひこのブログを読んでから足を運んでほしい!iZooをさらに楽しめること間違いなしですよ!


さて、駐車場に着いてお出迎えしてくれたのは、とっても大きなゾウガメのオブジェ!こんなに大きい本物のカメがいるのだろうかと、ワクワクしながらチケットセンターへ。
なんと、iZoo入場料(中学生以上2,500円/小学生1,500円/幼児無料)で、日本最大級のカエル専門施設「KawaZoo」にも入場できるという、嬉しすぎるサービス!興味のある方は、ぜひそちらもお立ち寄りくださいね。
https://kawazoo.jp/
(KawaZooのみの入場料は、中学生以上1,000円/小学生500円/幼児無料)
iZooは「初!」が凄い!イグアナが凄い!
入口に入ってすぐにあるのが、ガラパゴスリクイグアナの展示。自然繁殖に世界で「初めて」成功した、貴重な展示コーナーからスタート!


キューバイワイグアナ(オオイワイグアナ)の飼育・展示は、iZooが日本で「初めて」の事例です!ワシントン条約で商業取引が禁止されている希少なトカゲです。
飼育員さんが餌を持って歩いていると、全員で”じ~!”っと見ている様子がとても可愛かったです。たくさんいるのでついサラっと見て通り過ぎてしまいそうになりますが、それでは勿体ない!希少トカゲですので、ぜひ立ち止まって愛らしい姿を見学してくださいね。
※iZooでは海外の動物園と国際共同保護計画を締結しており、絶滅危惧種の繁殖・種の保存に貢献しています。

次は絶滅の危険が高いとされているレッサーアンティルイグアナ。2014年7月にペアを導入して以来、8年越しに日本で「初めて」繁殖に成功しました。これまで産卵まではできていたものの、孵化には至ってなかったようです。鮮やかな緑色の肌が宝石のようで、可愛いだけではなく綺麗なイグアナでした。

iZooといえば、放し飼いのカメ!?
施設内を約20頭のカメが歩いている…これがiZooの洗礼。見て、驚いて、触れる。正直、大きくてびっくりしちゃいました。しかも、このカメ達に餌やり体験もできます!飼育員さんにお話を聞いてみたところ、この子達はまだ6〜10歳の子どもだという事実にビックリ…。この通路に放し飼いされているのはアルダブラゾウガメという種類で、園の中庭へ進むとアルダブラゾウガメの大人たちがのそのそと歩いています。駐車場にあったオブジェより…大きいのでは⁉と思うほどに、大人たちは大きな体をしています。この中にいる最高齢は100歳(推定)のロッキー君!体重はなんと120kgはあり、150年ほど生きる種だそうです。


屋外にあるゾウガメ展示コーナーに行ったらぜひ見つけて欲しいのは、ラック君!御年140歳(推定)を迎える、ガラパゴスゾウガメです。アルダブラゾウガメに混じって1匹しかいないのですが、見分け方のポイントは「甲羅の形が平べったい」こと。アルダブラゾウガメに比べて「首元(背中側)の甲羅の枚数が1枚少ない」そうで、違いを見つけるのもiZooの楽しみ方の一つ!探してみてくださいね。
ふれあい体験が満載なのがiZooの魅力!
展示スペースには「触っていいカメ」がのそのそ歩いていますが、そこには無料ふれあいコーナーもあります。常にトカゲ・ヘビ・ワニ・ヤモリ等の生き物がいて、実際に抱っこさせてもらえます!手への乗せ方など丁寧に教えてもらえるので、安心して体験してみてくださいね!



ふれあい体験の中でも人気なのが「ニシキヘビとの記念撮影体験」(有料)。首に優しく巻かれる感覚はドキドキするけど、意外と心地いい…。ニシキヘビはノーマル色とアルビノがいて、負担軽減のため複数いるニシキヘビを交代で連れて来てくれるので、もしアルビノのニシキヘビと記念写真を撮りたいという希望がある場合は、来園前に電話で確認してみてください。

知識も学びもたっぷり!子どもは夢中、大人も納得!
ここまで動物との触れ合い体験を紹介してきましたが、iZooはただの“触れる系テーマパーク”ではないんです!展示には、それぞれの生態や名前の由来、環境への警鐘など、専門的な解説が丁寧に添えられています。
「へぇ」「なるほど」「え、絶滅危惧種なの?」そんなリアクションをついついしてしまう、それがiZoo。ヘビ展示室ではヘビの生体や毒について学べるので、子ども向けの動物園なのかな…と思って来た大人の方が、勉強になって夢中で解説を読んでしまうそうです。


わくわくカメレース!迫力満点のワニと希少イグアナに会える!
屋外にはワニとイグアナの展示スペースがあり、イリエワニが2匹展示されています。体が大きいのが、オス50歳(推定)、長さ5m…体重はiZooに来た時が800㎏だったそう。メスは一回り小さく30歳(推定)で、撮影時は妊娠中でした。こういった貴重な時期に来園できるのもiZooの醍醐味ですね!このイリエワニは生きている間成長し続け、7m位まで大きくなる可能性があるそうです。※個体差あり
また、日曜12:00~餌やりショーが不定期開催されています(ワニの体調に合わせて行われます)。迫力満点の餌やりをぜひ見学してください。

「カメレース」は平日2回、土日祝日3回開催されています。1番から10番までのカメ選手たちが、壮絶な戦いを繰り広げるレース!どの選手が1位になるか賭けることができ、見事的中させるとプレゼントがもらえます!



希少なイグアナの展示スペースもあり、ここではオーストラリアの動物園との国際共同保護計画に基づき、残存個体数1,000以下になってしまっているエグズーマツチイグアナが展示されています。そのほかに、顔つきも、色合いも、大きさも様々な6種のイグアナが展示されていてつい写真を撮り過ぎてしまい、携帯電話の容量が心配になりました!しかし、可愛いイグアナたちを前に撮らないわけにはいかない。そんなイグアナ展示コーナーでした。


フードもグッズも、“iZooらしさ”全開!
レストラン「Oceans」では、「クロコダイルラーメン」や「シャムワニ串焼き」「クロコダイルバーガー&ワニチップス」など、ちょっとびっくりするメニューも。ドキドキしながら食べてみたのですが…想像以上にクセがなくて美味しい。シャムワニ串焼きは歯ごたえがあり、甘いタレが食欲をそそります。クロコダイルはほろほろ口の中でほどけ、魚に近い食感でした。ここでしか食べられないので、ぜひランチに利用してみてください。


iZooはお土産ショップも充実していて、ぬいぐるみから爬虫類モチーフの文房具まで、ここでしか買えないユニークなグッズがそろっています。もしカエルグッズをたくさん購入したい場合は、KawaZooがおすすめですよ!



まとめ(アクセス&基本情報)
動物園の概念が変わるかもしれない、見て終わるだけじゃない爬虫類の動物園。iZooは、“動物と人間が同じ空間にいる”ことを当たり前にしてくれる、そんな体験と出会いをくれる場所なんです。動物が好きな人も、ちょっと怖いと思っている人も、きっと何かが変わるはずです。家族で、カップルで、友人で、誰と行っても楽しめる。そんな、「日本初!体感型動物園iZoo」へぜひ出かけてみてください。



◇名称:体感型動物園 iZoo(イズー)
◇住所:静岡県賀茂郡河津町浜406-2
◇アクセス:伊豆急行「河津駅」からタクシーで約5分(徒歩40分)
◇営業時間:9:00~17:00(最終入園 16:30)
◇定休日:年中無休
◇料金:大人(中学生以上)2,500円、小学生1,500円、幼児無料(未就学児)
●シルバー割引(70歳以上)2,300円
●障がい者手帳をご提示の方とご同伴者(大人1名様)各1,500円
●障がい者手帳をお持ちの小学生は750円
※団体割引と他割引券との併用はできません。
◇駐車場:あり(当日1回1,000円)
◇コインロッカー、ベビーカー置き場有り
◇公式サイト:https://iZoo.co.jp/
体感型動物園iZooと体感型カエル館KawawZooのお得な共通入場券が令和7年8月31日まで発売されています。
詳細はこちら→【夏の大セール】体感型動物園iZoo & 体感型カエル館KawaZoo 共通入園券(JR東海ツアーズ)