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静岡の“聖地”と話題のガンプラ工場へ!静鉄電車と静鉄バスを使った「模型の世界首都・静岡」日帰りモデルコース

ハロナビしずおか

静岡市には、江戸幕府初代将軍・徳川家康を祀る“聖地”久能山東照宮があり、その所縁から木造模型が発展し、プラモデル製造へ転換を遂げ、現在では、静岡市のプラモデル出荷額は全国No.1(80%以上)のシェアを占めることから「模型の世界首都・静岡」と言われています。今回は、静鉄電車と静鉄バスを使って、「模型の世界首都・静岡」の≪ルーツ≫と≪最新技術≫に触れることのできる2025年9月2日にオープンした話題の「BHCPDII MUSEUM(バンダイホビーセンター ピーディーツー ミュージアム)」を巡る日帰りモデルコースをご紹介します。

静岡の”聖地”久能山東照宮へ

静岡駅から静鉄バスで日本平へ

11番乗り場はJR静岡駅北口を出てすぐの場所にあります

今回の旅は、JR静岡駅からスタート。
「模型の世界首都・静岡」の≪ルーツ≫ともいえる久能山東照宮に、日本平を経由して向かいます。
まずは、JR静岡駅北口バスターミナル11番乗り場から、静鉄バスの日本平ロープウェイ行きに乗り、終点まで乗車します。
1時間に1本の運行なので、事前に時間を調べておくことをおすすめします。

ロープウェイを使って久能山東照宮へ

ゴンドラは葵の御紋が入った青い殿駕籠と赤い姫駕籠の2種類

日本平ロープウェイは、富士山を望む静岡県随一の景勝地・日本平山頂と、徳川家康ゆかりの久能山東照宮を5分で結び、全長は1,065mで、10~15分間隔(混雑時などは、状況に応じて折り返し連続運転を実施)で運行しています。葵の御紋入りの駕籠をイメージしたゴンドラは、壁面が大きなガラス張り。眼下の屏風谷と呼ばれる切り立った絶壁や、伊豆半島から御前崎まで見晴らす駿河湾の絶景を眺めながら、空中散歩が楽しめます。

海岸線に並ぶ「久能石垣いちご」の栽培ハウスも名物のひとつ
眼下は荒々しい山肌を見せる屏風谷。秋は紅葉に彩られます
久能山駅の脇には、戦国時代の「久能城」だった名残の石垣が見られます

【日本平ロープウェイ】
住所:〒424-0886 静岡県静岡市清水区草薙597-8(日本平山頂)
電話:054-334-2026
営業時間:日本平駅始発9:10、久能山駅最終17:00
定休:点検や悪天候等による運休あり
料金:往復 大人1,250円(中学生以上)、小人(小学生以下)630円 ※往復+久能山東照宮セット券もあり
ホームページ:https://ropeway.shizutetsu.co.jp/

久能山東照宮と「模型の世界首都・静岡」とのつながりの裏に徳川家康あり

境内に入ると神聖な空気が漂い、この場所が静岡の”聖地”であることを感じます。

徳川家康は、息子の秀忠に将軍職を譲った後、駿府(今の静岡市)で大御所政治を行っていました。死後は遺言に従って久能山に埋葬され、家康を祀る霊廟として久能山東照宮が創建されました。江戸時代の建築様式を色濃く残す「権現造り」の御社殿は国宝に指定されています。

この日展示されていたのは徳川家康が初陣を飾った時に着用したといわれる甲冑「金陀美具足(きんだみぐそく)」をイメージした仕様のガンプラでした。

みなさんは久能山東照宮の神楽殿の濡縁にプラモデルが飾られているのはご存知ですか?
静岡はプラモデル生産量日本一で、毎年開催される行われるホビーショーには世界各国から来場者が押し寄せる「世界の模型都市」です。
プラモデルづくりが静岡の一大産業になった発端は、久能山東照宮や静岡浅間神社の造営、修復に関わった木工職人たちが伝えた技術が始まり。
それらが木製模型に継承され、戦後、プラモデルづくりへと発展しました。
こんなところにも、徳川家康との繋がりが色濃く残っているんですね。
濡縁に飾られているのは、静岡の模型製造メーカーが久能山東照宮に奉納したものの一部です。展示されているプラモデルは不定期で入れ替わるそうなので、参拝するたびに、チェックしてみてくださいね。

拝殿と本殿を石の間で繋いだ「権現造」の御社殿は、全国に数多く祀られている東照宮の原型です。
総漆塗り、極彩色の豪華絢爛な御社殿
【久能山東照宮】
住所:〒422-8011 静岡県静岡市駿河区根古屋390
電話:054-237-2438
営業時間:9:00~17:00
定休:なし
料金:社殿参拝料大人700円、小・中学生300円
ホームページ:https://www.toshogu.or.jp/worship/precincts.php

日本平駅に戻ってきたら、併設の売店「門前の恵み たいらぎ」でお買い物

静岡名産のお茶やお菓子などバラエティに富んだおみやげが並んでいます。
数量限定販売の、久能山東照宮御参拝記念「家康公おへそもち」780円

久能山東照宮参拝後は、ロープウェイで日本平駅へ戻ります。空中散歩はもちろんですが、日本平ロープウェイの魅力は、日本平駅にも満載です。
駅併設の売店「門前の恵み たいらぎ」には、静岡の特産品を中心としたおみやげが豊富に揃っています。
ここだけでしか買うことのできないお土産もあるので、お買い物も忘れずに!

甘みと酸味の絶妙なバランス。「蛇口みかんソフト(ミックス)」400円

ここで食べていただきたいのが「みかんソフト」。「たいらぎ」名物の「蛇口みかんジュース」にヨーグルトを加え爽やかさをプラスした、少しシャリっとした口当たりが特徴のソフトクリームです。みかんだけでももちろん美味しいのですが、おすすめはミックス。濃厚でなめらかなミルクソフトとさっぱり後味のみかんソフトが魅惑のループ!最後まで飽きずに食べられます。

【門前の恵み たいらぎ】
電話:054-334-2828
営業時間:10:00〜17:00(テイクアウトは〜16:00)
ホームページ:https://www.shizutetsu-retailing.com/nihondaira-pc/

売店「たいらぎ」に隣接した「はなあおい」でスイーツタイム

「たいらぎ」に隣接したレストラン「はなあおい」では、14:00〜16:00限定でカフェメニューを提供しています。
おすすめは「富士山スイーツセット」。“静岡”がぎゅっと詰まったスイーツプレートと、急須で提供する静岡茶のセットです。
富士山をかたどった求肥をめくると、オリジナル商品の「たいら焼き」とアイスクリーム。いちごやみかん、抹茶アイスを添え、駿河湾の波を表現したホイップクリームで、見た目でも静岡らしさを表現しています。
こだわりの豆で淹れたコーヒーも人気。大きな窓から見える駿河湾の景色を堪能しながら、ゆったりとカフェタイムが過ごせます。

「はなあおい」からは、駿河湾の景色や行き来するロープウェイが見られます
「はなあおい」の富士山スイーツ
雪化粧した富士山のような「富士山スイーツセット」1,250円
【はなあおい】
電話:054-334-2828
営業時間:食事メニュー11:00〜14:00、カフェメニュー14:00〜16:00
※ホームページは、門前の恵み たいらぎよりご覧ください

日本平から新静岡駅へ

日本平ロープウェイバス停からは、駿河湾の絶景を見渡すことができます。
「静岡駅前」ではなく「新静岡駅」で下車します。

日本平を堪能して、次の目的地へ向かいます。日本平ロープウェイバス停から乗車し、終点・新静岡で下車します。新静岡は静鉄バスのメインターミナルです。

バンダイホビーセンターの新工場が稼働!体験もできるBHCPDII MUSEUMが登場

新静岡駅から静鉄電車で長沼駅へ

新静岡駅の改札は、バスターミナルから新静岡セノバに入り、自由通路の先にあります。
静鉄電車の起点・新静岡駅

静鉄電車は、静岡市の中心街(おまち)新静岡駅とみなとまち・清水の新清水駅間の11kmを結び、沿線住民の生活の足としても親しまれています。新静岡駅へはJR静岡駅から徒歩約10分でアクセスでき、ショッピングセンター「新静岡セノバ」と直結しています。ここから、静鉄電車で≪最新技術≫に出会える場所へ向かいます。

2025年9月2日から、長沼駅に「バンダイホビーセンター前」の副駅名がつきました
特別デザインの1日フリー乗車券は800円。新静岡駅と新清水駅で販売しています

新静岡駅から約7分、長沼駅で下車します。長沼駅は、ガンプラで有名なバンダイホビーセンターの目の前にある駅です。2025年9月、プラモデルの製造工程を体験することができるミュージアム「BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM(バンダイホビーセンター プラモデザイン インダストリアル インスティチュート ミュージアム)」、略称「BHCPDII MUSEUM(バンダイホビーセンター ピーディーツー ミュージアム)」が、新工場内にオープンしました。
静鉄電車では「BHCPDII MUSEUM」とコラボして、2026年8月31日まで、「BHCPDII MUSEUM」をデザインに用いた1日フリー乗車券を販売しています(完売次第終了)。

【静鉄電車】
電話:※運行に関する問い合わせ 054-261-6981
ホームページ:https://train.shizutetsu.co.jp/

「BHCPDII MUSEUM」でプラモデルの企画開発体験にチャレンジしよう

「BHC PDII MUSEUM」のエントランス

実物大ガンダムサイズのガンプラモニュメントが入口でお出迎えする「BHCPDII MUSEUM」。存在感抜群のエントランスロビーの多色成形機のほぼ実物大模型や、「デザインロード」に並ぶ商品企画書など、プラモデルづくりの工程やBANDAI SPIRITSオリジナルの技術を、展示を通して知ることができます。
さらに、ものづくりの美しさを体感できるのが、プラモデザイナーになりきって製品づくりの一連の工程を体験できる「ラボラトリーエリア」。デザインやカラーリングなどのそれぞれの工程で、タッチパネルを操作して自分だけのオリジナルプラモデルの企画開発体験ができ、自分でデザインしたパッケージ箱はお持ち帰りいただけます。
「BHCPDII MUSEUM」の入場は完全予約制です。詳しくは公式サイト(https://bhcpdii.bandai-hobby.net)をご確認ください。

「デザインロード」に並ぶ、プラモデルのデザイン画や設計図の数々
プラモデルづくりが体験できる「ラボラトリーエリア」。タッチパネルの操作で、バランスや色を自分好みに調整します
「ラボラトリーエリア」の一部はガラス張りになっていて、製品づくりをしている工場内が見えます
おみやげの自販機。見学者のみ購入できるオンラインショップもあります
【BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM】
住所:〒420-0813 静岡県静岡市葵区長沼500-15 バンダイホビーセンター新工場内
営業時間:9:00〜17:30
見学所要時間:約90分
定休:日・月曜日、祝日、年末年始、その他会社指定日
料金: 大人(13歳以上)2,860円、小人1,100円、未就学児無料
公式サイト:https://bhcpdii.bandai-hobby.net

「BHCPDII MUSEUM」で≪最新技術≫を体験し、静鉄電車で新静岡駅へ戻ります。(JR静岡駅に戻る方は、そこから徒歩約10分です。)
新静岡セノバには、静岡県を代表するハンバーグレストランなどが入ったレストランフロアや手軽に食事できるフードコートがあるので、旅の終わりに夕食を取るのもおすすめですよ♪
(ガンダムシリーズ画像)©創通・サンライズ

まとめ

今回は、静鉄電車と静鉄バスを利用して、「模型の世界首都・静岡」の≪ルーツ≫と≪最新技術≫に触れる旅をご紹介しました。
移動の手段だけではなく目的地としても楽しめる日本平ロープウェイ、徳川家康のパワーとその後の静岡の産業のルーツを感じられる久能山東照宮、モノづくりの楽しさを実感できる「BHCPDII MUSEUM」。
このモデルコースをご参考に、あなたの旅を色付けしてください。


ハロナビしずおか

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