東海道五十三次の宿場町が22宿もあり、交通の要所だった静岡県。
特に県西部の要所では、合戦も多く繰り広げられ、権力を誇る城も瑞所に築城されました。
そんな静岡県の西部の城や城址巡りには、天浜線・遠鉄共通1日フリーきっぷがおすすめです。
今川氏、武田氏、徳川氏。。。戦国~江戸時代に思いを馳せる旅をご紹介します。
(天浜線・遠鉄共通1日フリーきっぷの適用箇所には [きっぷ] がついています。)
今回ご紹介するのは日帰りのモデルコース
午前
JR掛川駅
旅のスタートは掛川駅から。
駅からも見える掛川城に歩いて向かいましょう!
徒歩 約7分
掛川城
徳川家康が今川氏をこの掛川城開城によって滅亡させました。
天守閣は、その美しさから「東海の名城」として謳われていましたが、震災により大半が損壊し、明治時代に廃城となりましたが、平成6年に日本初の本格木造天守閣として復元され、かつての美しさを取り戻しました。
徒歩 約7分
天竜浜名湖鉄道掛川駅
通称「天浜線」と呼ばれ、地域から愛されるローカル列車に乗って、次の目的地に向かいましょう。
掛川の市街地を抜けると一面に広がる田園風景に変わります。
農道と並走する約3kmほどの直線はその長さから田園滑走路と呼ばれおり、春には桜並木が沿線を彩ります。
遠州森駅を含め、桜木・原谷と国鉄時代の木造駅舎が残っており、レトロな雰囲気を味わうことができます。
天竜浜名湖鉄道 [きっぷ] 約25分
天竜浜名湖鉄道遠州森駅

遠州森駅で自転車をレンタルしてサイクリングでめぐるのがおすすめです。
徒歩 または レンタサイクル
天方城址
飯田荘に地頭として入り、国人領主となった天方氏の本城です。
太田川流域の平野部から北東に伸びた山稜、標高240mの高所にあり、壕塁の跡などがみられ、現在は、眺望の良い公園となっています。
徒歩 または レンタサイクル
森の町並み・ランチ
三方を自然豊かな山々に囲まれ、由緒ある神社やお寺も多く、蔵のある街並みが懐かしく感じられる遠州の小京都・森町。
地元素材を使ったレストランなどで美味しい昼食をいただきましょう!
午後
天竜浜名湖鉄道遠州森駅
天竜浜名湖鉄道 [きっぷ] 約20分
天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅

駅舎が国の重要文化財に指定され、今なお、稼働する転車台のある天竜二俣駅に到着します。天竜二俣駅では転車台と鉄道歴史館の見学ツアーが※毎日開催されています。
徒歩 約15分
二俣城址

二俣城は、戦国時代今川氏により築城され、武田軍が修築、徳川方の在城の頃、天守台を始め諸施設が構築されました。
現在は、本丸、天守台、二の丸、曲輪(くるわ)、蔵屋敷などが残っています。
武田・徳川軍の攻防の舞台となった城でもあります。
●写真提供:浜松・浜名湖ツーリズムビューロー
徒歩 約10分
天竜浜名湖鉄道二俣本町駅

天竜浜名湖鉄道 二俣本町駅から西鹿島駅をめざします。
この区間は天竜川を渡る橋があり、トラス橋と上路銘桁という異なる橋梁が繫がっている約400mほどの長い橋梁を天竜川を望みながら渡ります。
天竜浜名湖鉄道 [きっぷ] 約3分
遠州鉄道西鹿島駅

西鹿島駅で遠州鉄道に乗り換え、遠州病院駅をめざします。
浜松市の中心市街地(新浜松駅)から北遠の玄関口の天竜(西鹿島駅)までを南北に17.8㎞の路線を日中12分間隔で運行しています。
遠州鉄道 [きっぷ] 約30分
遠州鉄道遠州病院駅
遠州病院駅から最後のお城スポット「浜松城」に徒歩で向かいます。
徒歩 約15分
浜松城(浜松城公園)
徳川家康が17年間在城した浜松城。この期間の家康は、苦難の時を過ごし、天下獲りの礎を築いたと言われ、江戸幕府300年の原点となりました。
また、のちの水野忠邦らの城主が、老中など江戸幕府の要職に登用されたことから、別名「出世城」として知られています。 2021年1月に城内の展示がリニューアルされました。
徒歩 約15分
遠州鉄道遠州病院駅
遠州鉄道 [きっぷ] 2分
遠州鉄道新浜松駅
新浜松駅
徒歩 約5分
JR浜松駅
今回の旅の終着駅、浜松駅に到着!
浜松駅には浜松や県西部のお土産が勢揃いしています。浜松も食べられますので、時間があればこちらで夕食を食べて、帰路につくのはいかがでしょうか?
1日お疲れ様でした!
公開日
- 写真はすべてイメージです。
- 移動時間や所要時間は目安ですので、交通事情により変わる場合もあります。
- この情報は、2024年2月現在のものです。施設情報等が変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前に最新の情報をご確認の上お出かけください。