「はままつフラワーパーク」と「浜名湖ガーデンパーク」で開催される浜名湖花博2024。2004年開催の「浜名湖花博」から20年のこの春、「人・自然・テクノロジーの架け橋〜レイクハマナデジタルガーデン〜」をテーマに、自然とテクノロジーが融合した、新たな花の祭典が幕を開けます。3月23日に一足早く開幕したはままつフラワーパーク会場は「未来へ開く花景色」がキャッチフレーズ。会期中は、いつもと違うフラワーパークの魅力も発見できますよ。
【浜名湖花博2024】会期
はままつフラワーパーク会場:3月23日(土)~6月16日(日)
浜名湖ガーデンパーク会場:4月6日(土)〜6月2日(日)
はままつフラワーパーク会場は新ガーデンにも注目
はままつフラワーパーク会場の会期は2024年3月23日から6月16日。春から初夏にかけて、園内には季節の花が次々と咲き誇ります。浜名湖花博開催に合わせて、花々をより身近に感じられるイマーシブ(没入感)やサステナブルをテーマにした、新たなガーデンも登場しています。フォトスポットにカメラやスマホを設置すれば、花に囲まれた映え写真が撮影できますよ。
来場者をお出迎えするウェルカムガーデン
メインエントランスを抜けると、ガーデンデザイナー吉谷桂子さんが手がけた「ウェルカムガーデン」が出迎えてくれます。ガーデンの中にある緑色のベンチに腰掛け、Hamamatsu Flower Parkのロゴタイプとともに、花に囲まれた記念撮影ができるスポットです。
花の世界にどっぷり浸かる!没入体験型のガーデン「フラワーフォレスト」
しだれ桜やツツジなどの根元を花びらの形をした20のミニガーデンが彩る「フラワーフォレスト」も、ガーデンデザイナー吉谷桂子さんの監修による新ガーデン。花びら形のへこんだ部分に立つと、空から降り注ぐように咲くしだれ桜と足元の花にすっぽりと包まれ、花々の世界の没入感が味わえます。フォトスタンドを利用すれば自撮りもバッチリ!(しだれ桜の見頃は4月上旬の予定)
自然の野原のように花の一生を見られる「はなのはら」
浜松市出身のガーデンデザイナー小倉珠子さん監修の新ガーデンは、植え替えをしないで季節ごとに花が変わっていく、サステナブルガーデン。宿根草や球根類が植えられた「はなのはら」は、ひとつの花が終わりを迎える頃、次の花のつぼみが開き始める、野原のようなナチュラルな庭。ガーデンの中の小径を歩きながら、季節の花を愛でて。
デジタル映像で体感する絶景やダイナミックな噴水ショーも見逃せない
浜名湖花博2024のもうひとつのテーマは、テクノロジー。はままつフラワーパークでは、期間限定のデジタルアトクションが開催されます。360度満開の花に囲まれたり、ウォータースクリーンに映し出される大迫力の映像を楽しんだり。最新のテクノロジーが創り出す美しく楽しい世界を堪能できます。
特設シアター“花みどり映像館”で、花みどりに包まれる絶景体験を
花みどり館2階の特設シアターでは、桜やチューリップ、藤など、満開の花々の風景が、フラワーパークの四季を360度映像で体験できます。シアター前に設置されているVRゴーグルなら、同じ映像をさらにリアル楽しめます。上映時間は会期中の10:00~16:30、入場無料です。上映時間は約5分、連続上映なので入れ替えなしで自由に入退場できます。
また、園内の10箇所に設置されているQRコードをスマートフォンで読み込むと、それぞれのスポットで咲き誇る花の360度映像が見られます。
夜間開演日はウォータースクリーン大噴水ショーを開催
日本最大級のウォータースクリーン大噴水ショーは、浜名湖花博期間限定の特別演出。噴水に映し出されるビッグウォーターファンアジア“花の仲間たち”は、音楽にのって巨大なミツバチやカメ、キャラクターが次々と飛び出し、迫力満点。大噴水ショーの前には、ライトアップされた噴水と音楽がコラボする、光と音の夜間噴水ショーを開催します。
開催日:3月23日(土)~4月6日(土)、4月25日(木)~5月5日(日・祝)
上映時間:18:30〜、19:00〜、19:30〜 ※土日祝日のみ20:00〜も上映 ※各回約10分
ここでしか見られない珍しい花やモザイカルチャーも必見
はままつフラワーパークでは、約3000種もの花々が咲き誇ります。世界的にも稀少な花々や、花や植物で立体をかたどったモザイカルチャーも見逃せません。
常夏の大温室クリスタルパレスでは稀少な花の展示も
はままつフラワーパークのシンボル、大温室クリスタルパレス。ガラス面が大きいので、内部は明るく開放感たっぷり。浜名湖花博開催に合わせて設置された胡蝶蘭のアーチを抜けると、青い胡蝶蘭が出迎えてくれます。ここではコンサートやトークライブなどのイベントも開催されます。
また、タイミングが合えば、世界的にも稀少なヒマラヤの青いケシやブラックアイリスの花を観賞することができます。
動物たちのモザイカルチャー「森の仲間たち」
浜松市は、2009年に「浜名湖立体花博(浜松モザイカルチャー世界博2009)」を開催したことから、日本のモザイカルチャー発祥の地といわれています。2020年に開園50周年を記念してつくられたモザイカルチャー「森の仲間たち」は、高さ7mのクマをはじめ、シカ、鳥、タヌキなど、日本に古来から棲んでいる動物たちがモチーフです。
花の開花時期に合わせて何度も訪れたい!一日たっぷり楽しめる園内
1970年9月に開園したはままつフラワーパーク。約30万㎡の敷地の中には、チューリップと桜が競演する大花壇やローズガーデン、4種類の藤棚、花菖蒲一面に咲き誇る日本庭園など、見どころは満載です。
広い園内散策には、1周約15分で園内をめぐる「フラワートレイン」(有料)を利用すると便利です。停留所は4箇所。フラワートレインに乗りながら花の景色を眺めるのもおすすめです。車椅子対応車両もあります。また、園内の特に高低差がある場所には、エレベーターやスロープカーを設置して移動をサポート。休憩できるスポットや、遊具のある子ども広場もあるので、ゆったり、のんびり過ごせます。
【浜名湖花博2024 はままつフラワーパーク会場】 住所:〒431-1209 静岡県浜松市中央区舘山寺町195 電話:053-487-0511 営業時間:9:00~17:00(入園は閉園30分前まで) ※イベント時は夜間開園もあり 定休日:無休 料金:大人1000円、小中学生500円 (浜名湖花博2024 2会場セット券は大人1700円、小中学生850円) 駐車場:あり(1回200円) ✶はままつフラワーパーク会場の会期は、3月23日(土)~6月16日(日) ✶浜名湖ガーデンパーク会場の会期は、4月6日(土)〜6月2日(日)
まとめ
趣向を凝らしたガーデンで春から初夏にかけての花々が咲き乱れる風景を楽しめる浜名湖花博2024。はままつフラワーパーク会場では、開幕直後は桜やチューリップ、ラッパ水仙が見頃を迎え、その後、藤やバラ、花菖蒲、あじさいと季節の花が移り変わっていきます。
期間中はさまざまイベントや体験教室も開催。詳しくは、はままつフラワーパーク「浜名湖花博2024」特設ページでチェックしてくださいね。