皆さんこんにちは。今回は静岡県賀茂郡西伊豆町仁科にある「堂ヶ島天窓洞」にやってきました。この場所の目玉はなんといってもSNS映え間違いなしの「洞窟巡り」です。遊覧船に乗って、天窓洞の真下をくぐることが出来ます。さらに、堂ヶ島天窓洞のすぐ近くにあるレストランや、日本でも珍しい風景が見られる場所なども、併せて紹介していきたいと思います。
※本記事で紹介している「加山雄三ミュージアム」は2022年6月30日に閉館となりました。
2022年8月1日に「伊豆トリックアート迷宮館」がオープンしていますので、堂ヶ島天窓洞観光とともにぜひお立ち寄りください。
まずは腹ごしらえ
堂ヶ島天窓洞の近くにある「加山雄三ミュージアム」内にあるシーサイドレストラン「ウィンディ」にて腹ごしらえ。こちらのレストランは静岡の海産物を使ったメニューが特徴です。
中はシーサイドレストランらしく、青と白を基調としたデザイン。レストランの真ん中にある帆がなんとも世界観を感じさせます。
こちらは一番人気の「堂ヶ島御膳」です。金目鯛の煮付けや、お刺身、天ぷら、さらに特産品のさくら葉塩漬けのお寿司など、様々な料理が堪能できます。特にゆず仕込みのたこの塩辛が絶品でした!お土産売り場で販売しているので、気になった方は是非買ってみてくださいね。
また、こちらの「天窓丼」も堂ヶ島御膳と並ぶ人気メニューになります。サクサクの衣をまとった海老が3本天高くそびえ立ち、ご飯の上にはマグロや釜揚げしらすなどの新鮮な魚介類が散りばめられており、とても贅沢な一品となっています。堂ヶ島御膳と一緒に注文して、グループでシェアするのもオススメです。
2階にある売店では、先程紹介したゆず仕込みのたこの塩辛の他に、西伊豆の特産品が数多く売られています。ハワイアングッズや、ちりめんを使った和風の小物各種、伊豆のお酒など、大人から子供まで楽しめるラインナップとなっています。人気商品は「堂ヶ島の夕日」というお菓子です。アーモンドを使ったキャラメル味のお菓子で、香ばしいアーモンド゙と軽い甘さのキャラメルが大好評です。大と小の二つのサイズがあり、お土産にピッタリです。
さらに、加山雄三ミュージアムがビール製造元と共同開発した「地ビール」もオススメです。スッキリ爽やかな味わいと色味の「海の青」とコクのあるまろやかな味わいで深い色合いが特徴的な「夕陽の赤」の二種類があり、ここでしか買えないオリジナル麦酒となっています。酵母が生きていて常温では持ち帰ることが出来ないので注意してくださいね。この地ビールは、駐車場にあるショップで飲むことが出来ます。そちらも是非行ってみてください。
洞窟巡り
お腹が満たされた後は、メインの「洞窟巡り」です。その前に、堂ヶ島天窓洞について少しだけ紹介します。
昭和10年に天然記念物に指定されたこの天窓洞は、凝灰岩でできている海蝕洞窟です。入り口が南口、東口、西口と三種類あり、特に南口から入る洞窟は巾も広く長さは147m にも及び、中央は天井が丸く抜け落ちて天窓を成しており、洞窟内に光が射しこんでいます。気候条件や天候により、水面の色が様々に変化するのが見所です。
それでは洞窟巡りスタート
いよいよ出発です。今日の天気は快晴で風もそれほど吹いておらず、クルージング日和です。
ゆっくりと洞窟に向かって進んでいきます。
少し経ったところで、メインの天窓洞に着きました。天井の穴から差し込む光がまばゆいほどです。まるでおとぎ話の一節みたいに神秘的で、SNS映えもバッチリです。所要時間は20分ほどでした。
洞窟巡りの料金は下記になります。
通常:大人/1,300円 子供/650 円
団体(15名以上):大人/1,170円 子供/580 円
洞窟めぐり+加山雄三ミュージアムセット券/1,700 円
洞窟巡りをした後は、先程通った天窓洞を上から覗いてみるのもオススメです。
遊覧船乗り場を背に北西の方角に進むと、天窓洞が見えてきます。
道中にはこのように貝殻を使ったお土産などが販売されています。イヤリングやピアスなどもあり、見ているだけで楽しいです。
上からの天窓洞に着きました!下をくぐり抜けたときとはまた違う趣がありますね。時間によっては、洞窟内に日の光が差し込んで水面を照らしてくれて、幻想的な風景を見ることが出来ます。
また、天窓洞の近くでは複雑なリアス式海岸を見ることが出来ます。足場が悪いのでくれぐれも注意してください。歩きやすいスニーカーなどの靴で訪れることをオススメします。
三四郎島
さて、すこし場所を移動すると「三四郎島」という島があります。名前を聞いたときは文豪夏目漱石の「三四郎」と関連があるのかな?と思ったのですがどうやらそうではなさそうです。
調べてみると、三四郎島は沖あい200メートルほどのところにある伝兵衛島(でんべえ)・中ノ島・沖ノ瀬島・高島からなる4つの島であり、見る角度によっては3つに見えたり、4つに見えたりすることからこう呼ばれているそうです。
また、干潮時には一番手前の伝兵衛島まで瀬が現れ、足を濡らさずに歩いてわたることが出来ます。この現象のことを「トンボロ」と言い、日本でも大変珍しい現象だそうです。
この「トンボロ」という現象で一番有名なのはフランスにある「モンサンミッシェル」です。このことから、三四郎島は「西伊豆のモンサンミッシェル」とも呼ばれているそうです。フランスの有名な世界遺産と同じ現象が西伊豆でも見ることが出来るのは驚きですね。
いかがでしたでしょうか?西伊豆の特産品から洞窟巡り、さらには日本ではなかなか見ることが出来ない現象まで盛りだくさんでお送りしました。インスタ映えする写真も沢山撮れます。休みの日に是非訪れてみてくださいね。