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ホームスポット名所世界文化遺産「韮山反射炉」、令和まで残る産業遺産。観光スポットとしての見どころは?

世界文化遺産「韮山反射炉」、令和まで残る産業遺産。観光スポットとしての見どころは?

「国の史跡」「近代化産業遺産」先人たちの残した歴史の足跡「韮山反射炉」

静岡県伊豆の国市にある「韮山反射炉」。
「安政」の時代に作られたとされているこの反射炉は、当時、外国からの脅威に対抗するため、大砲などをつくる目的がありました。
2015年に世界遺産に登録されたことをきっかけに、ビジターセンターが整備され、多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。

そもそも反射炉ってなに?

筆者調べによると、
18世紀から19世紀の間で主流となっていた金属融解炉のひとつで、鉄や青銅を精錬するためのもの。
日本では、江戸時代末期から作られはじめ、大砲や武器などを作る際に使われていたました。国内でもいくつかの反射炉が作られていましたが、実用反射炉として現存しているのは、日本で唯一「韮山反射炉」のみだそうです。
さらに、煙突や骨組みまでほぼ当時のままで残っているのも、この「韮山反射炉」が最後だそうです。

炉の中で熱を反射させることで、不純物を溶かすことで純度の高い金属を精製できるのが特徴で、オブジェの大砲は、実際にこの反射炉で作られたものだそうです。

反射炉がどのように使われていたのか

 

上の写真の部分がメインとなる部分だそう。

反射炉周辺には説明パネルが多数用意されていて、より詳細な使用方法等を知ることができます。

韮山反射炉といえば2本の建物が有名ですが、実際に行ってみるとあの2本は煙突で本体は下のほうにある石造りの建物ということが分かります。

その他にも、原料を入れる「鋳口」(いぐち)や、燃料を投入する「焚口」(たきぐち)、熱せられた鉄が出てくる「出湯口」(しゅっとうこう)等、反射炉が様々なセクションで構成されていることがわかります。

写真などでよく見られる白い2つの塔(煙突)。鉄骨のイメージが多いと思いますが、実はこの鉄骨は昔からあったのではなく、当時は漆喰(しっくい)で塗られていたものを、補強するために鉄骨が設置されたものだそうです。

富士山とのコラボレーション

敷地内にある物産館「たんなん」脇道を抜けていくと展望台があります。
茶畑を抜けた小高い丘にあるので、富士山と韮山反射炉「W世界遺産」を一度に写真に収めることもできちゃいます!
周りの建物の雰囲気も相まって素敵な1枚が。

撮れませんでした・・・ちょうど雲がかかってしまいました。本来であれば、山の向こうに富士山が見えるのです。
残念ですしたが「晴れてたらこんな風景が!」という写真が設置されていました。

それがこちら

キレイです!みなさんは是非、富士山の見られる日にお越しください!

お土産や食事もバッチリ!!反射炉物産館「たんなん」

「たんなん」には、韮山反射炉オリジナルグッズや、伊豆のお土産もそろっています。
なかでも、韮山反射炉を作った江川太郎左衛門が当時作ったとされている「パン祖のパン」というものがプッシュされていました。
江川太郎左衛門さんは、日本で初めてパンを作った人でもあるそうです。これ、実際に食べてみるとある意味ビックリする逸品です。
ぜひ、思い出作りにおひとつ、お買い求めください!

筆者は取材をしながら食べ歩きしました。感想は・・・食べてみてのお楽しみに!
周辺には、古川が流れ、公園になっているので散策にもピッタリです!

蔵屋鳴沢

「韮山反射炉ガイダンスセンター」竣工当初の歴史と最新の技術を学ぶ

韮山反射炉敷地内に併設された「韮山反射炉ガイダンスセンター」。
ここでは反射炉の歴史だけではなくその背景、「幕末」の日本のことも学ぶことが出来ます。
世界文化遺産の構成資産の1つとして登録されたことがきっかけで建設され、2018年にオープンしました。
外観の綺麗さもさることながら、施設内もシックな雰囲気で、落ち着きがある造りです。

展示写真は、歴史を感じさせるものばかりでした。多くは、解説付きで紹介されているので、とても分かりやすかったです。
映像ホールでは、紹介映像がプロジェクションマッピングで紹介されていました。
筆者は反射炉見学の後にこの映像を見たのですが、みなさんには先にビジターセンターを見学してから、反射炉を見学することをおすすめします。
より反射炉についての理解が深まりますよ。

さいごに

今回ご紹介できなかったのですが、韮山反射炉の近くには、国の重要文化財「江川邸」もあり、こちらは有名なドラマや、映画のロケ地にもなっていて、時代劇のような雰囲気を味わうことが出来るそうです。
みなさんがお越しの際にはぜひ、「江川邸」にも足を運んでみてくださいね。

施設周辺にはボランティアガイドも常駐していて、声をかけると詳しく案内してくれます。歴史に詳しくない方でも大丈夫、分からないことがあったら何でも尋ねてみてくださいね!

いかがでしたでしょうか。
世界文化遺産でもある「韮山反射炉」は、さすがのルーツを持った建造物で、周辺にはその歴史を学ぶことが出来る施設、地元・伊豆の国市そして伊豆半島のお土産が手に入る物産館、地ビールが楽しめるレストランなど、盛りだくさんです。

伊豆の国市には、韮山反射炉をはじめ、伊豆長岡温泉、伊豆の国パノラマパーク、伊豆いちごファクトリー、温泉まんじゅうなど楽しめるコンテンツがたくさんあります。ぜひ、お出かけください。

韮山反射炉情報

伊豆の国市文化財課
〒410-2292静岡県伊豆の国市長岡346-1 あやめ会館1階
電話番号:055-948-1425
韮山反射炉ガイダンスセンター(韮山反射炉)
〒410-2113静岡県伊豆の国市中260-1
電話番号:055-949-3450

韮山反射炉の情報はこちら

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