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ホーム中部エリア静岡市徳川家康の生涯と駿府のまちの変遷をたどる!駿府城公園近くにオープンした静岡市歴史博物館へ

徳川家康の生涯と駿府のまちの変遷をたどる!駿府城公園近くにオープンした静岡市歴史博物館へ

 

JR静岡駅から徒歩約10分のところにある静岡市歴史博物館。駿府城のお堀や東御門、巽櫓など、近世の「駿府」の面影が残る一画に現れた博物館は、アルミエキスパンドメタルの近未来的な外観。今と昔をつなぐ役割を担うかのように佇んでいます。

かつて、日本の首都とも言われた駿府を発展させたのは、戦国の世を終わらせ平和な時代への礎を築いた徳川家康です。静岡市歴史博物館の基本展示では、家康の生涯をたどりながら、駿府から静岡市への変遷を知ることができます。

懐かしくて新しい静岡市が発見できるスポットへ、いざ、参らん!

静岡市の歴史を編む“縦糸”と“横糸”を体感できる1階ギャラリー

1階のギャラリー。展示されている絵画は「静岡電気鉄道沿線案内(金子常光画/静岡市所蔵)」。静岡から清水港へ輸出用の茶を運搬した鉄道沿線沿いの観光地も描かれています

静岡市歴史博物館の1階は、ガラス張りで明るくオープンな空間。エントランスの正面にはギャラリーがあり、静岡市のパノラマ図が目を引きます。「静岡電気鉄道沿線案内」(金子常光画/静岡市所蔵)は、茶葉の製造・輸出が盛んだった昭和2(1927)年頃の静岡市の様子が、スケールの大きな鳥瞰図で描かれています。
そして、展示されている出土品は縄文時代の土器や古墳時代の鏡など(複製)。静岡市は古くから人びとが定住していた豊かな土地であり、現在まで脈々と続く文化を育んできたことを物語っています。

 

戦国時代にタイムスリップ!?城下町の道と石垣を遺構を間近に見る

戦国時代末期、家康が歩いたかもしれない道が目の前に。こうした遺構をそのままの状態で展示しているのは全国的にも珍しい試みです

1階フロアの注目ポイントは、なんといっても、この場所から発掘された「戦国時代末期の道と石垣の遺構」。博物館の建設に先立つ調査で見つかり、そのままの姿で展示されています。石垣の上には土塀が築かれ、武家屋敷が建ち並んでいたと考えられています。道の近くに立てば、当時にタイムスリップしたような気分が味わえます。
静岡市歴史博物館は、2階以上が有料となっていますが、この1階は無料で見学できるのが嬉しいポイントです。

徳川家康の生涯をたどり駿府の繁栄を知る

徳川家康が初めて身に着けた鎧「紅糸威腹巻(くれないいとおどしはらまき)」と、晩年、関ヶ原の戦いで身に着けた「伊予札黒糸威胴丸具足(歯朶具足)(いよざねくろいとおどしどうまるぐそく)(しだぐそく)」の復元模造を展示

2階の展示室は、「築城図屏風」を壁紙やアニメーションのモチーフに使ったエントランスから。駿府の町並みや描かれている人びとの表情から、当時の賑わいが伝わってきます。徳川家康は晩年、駿府で大御所政治を展開します。その影響は日本国内のみならず、海外にも。朝鮮通信使、朱印船貿易など、アジア、ヨーロッパの国との関係がわかる資料は、外交、交易などの中心としても駿府が機能していた様子が紹介されていて、駿府が日本の首都だったと言われるのも納得できます。

順路に沿って進むと、家康の人生や駿府との関わりがわかります。家康は75歳で亡くなりましたが、生涯のうち3回、合計で25年間駿府で過ごしています。最初の8歳から19歳は、今川氏のもとで暮らしました。駿河の戦国大名・今川義元は、当時、都にも劣らないほどの繁栄を駿府で築き、駿府で暮らした家康も、高度な学問や武道を身につけました。これが、天下人たる基盤となったのでしょう。

家康が身につけた鎧を精巧に再現した復元模造は見どころのひとつ。当時の色合いや質感も感じられるのは復元ならでは。

家康の人間形成にも大きく関わったとされる今川氏のコーナーもあります。室町幕府を開いた足利将軍家の流れを汲む今川氏。義元の時代に最も領土を広げ、駿府は大いに発展しました
館内展示の一部は、ミュージアム展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」に対応しています。館内はWi-Fiに接続できるので、活用して鑑賞するのもおすすめです

近世から現代へ。人びとの営みが息づく静岡市のまちづくり

江戸時代の城下町での人びとの暮らしぶりを伝えるコーナー。タブレットが設置されている椅子では、江戸時代の本屋に入った気分で展示物について学べます

3階の基本展示室は、「東海道図屏風」が出迎えます。徳川家康が基礎を築いた東海道の宿場町や、沿道の名所などが描かれています。(展示替えあり)
そして、今も同じ町割りが残る駿府城下の絵図の展示や、武士や町人の暮らしの様子が紹介されています。

 

徳川慶喜による大政奉還後、それまで幕府直轄地だった駿河、遠江、三河の一部には、静岡藩が新たに置かれました。その後の廃藩置県によって静岡藩が廃止されるまでは、わずか4年間。その間に、渋沢栄一によって静岡商法会所が設立されました。静岡商法会所は静岡藩の産業や商業の振興に貢献し、藩の財政を建て直しました。さらに、静岡学問所、静岡病院などは、旧幕府の優れた知見や西洋から取り入れた先進的な技術をもたらし、 4年間とはいえ、静岡藩は近代の静岡市の発展に大きく貢献したのです。

現在の静岡市の基盤となっている、明治時代以降の変遷がわかる展示コーナー

現在まで受け継がれている祭りや風習、産業も紹介されているほか、昭和30年代の中心市街地のジオラマもあり、こうした足跡をたどりながら、現代の静岡市への変遷を追うことができます。

江戸時代を思い描くような景色が目の前に広がる展望ラウンジ

展望ラウンジから駿府城公園方向を見ると、お堀、東御門と巽櫓が目の前に。晴れた日には街並みの奥に富士山の姿も見えます

3階の展示室に続く通路は、外から見ると建物から円盤のようにはみ出した部分にあたり、展望ラウンジになっています。ここは、時空を超えた旅ができる特別な空間です。展示室に向かって歩きながら目に飛び込んでくるのは、駿府城のお堀と東御門、そして巽櫓。ここだけまるで江戸時代に迷い込んだような景色が楽しめます。

モダンなカフェで一息ついて

1階にあるミュージアムショップ・カフェは、ガラス張りの明るい空間。カフェのドリンクやスイーツは、静岡市発祥のコーヒーショップ「ハグコーヒー」が提供しています。こだわりの自家焙煎コーヒーのほか、静岡らしいメニューもラインアップ。徳川家康がラテアートになった「家康抹茶ラテ」は、ここでしかで味わえない一杯です。
ショップでは静岡市歴史博物館オリジナルグッズや図録の他、おみやげにピッタリなお菓子なども販売しています。

北欧テイストのインテリアが落ち着くミュージアムショップ・カフェ。カフェのみの利用もできます
「家康抹茶ラテ」750円。顔の部分まで細かく再現したラテアートは飲むのがもったいなくなるほど。和三盆糖の優しい甘みが、抹茶とミルクの味を引き立てます
Tシャツやトートバッグ、ポストカードなどのオリジナルグッズを販売しています
静岡市歴史博物館】
住所:〒420-0853 静岡県静岡市葵区追手町4-16
電話:054-204-1005
営業時間:9:00〜18:00 ※展示室への入場は、閉館30分前まで(カフェは17:30L.O)
定休:月曜日(祝日・振替休日は開館、翌平日休館)、年末年始
基本展示観覧料:一般600円、高校生・大学生・市内70歳以上420円、市外小学生・中学生150円 ※企画展観覧料は別途 
※混雑緩和の為、展示室の入場には日時指定予約(WEB予約)を導入しています
駐車場:なし

駿府城公園に徳川家康が勉学に励んだ空間を再現した「竹千代手習いの間」を見に行く

文机の上に置かれた見台や建具の組子細工など、意匠を凝らした職人の技が伺えます

さて、ここで静岡市歴史博物館のすぐ近くにある駿府城公園の徳川家康ゆかりの見どころを1つご紹介します。
駿府城公園の東御門・巽櫓内の資料館には、臨済寺の「竹千代手習いの間」が復元されています。
臨済寺は徳川家康が幼少の頃、学問を身に着けるために通ったお寺。
臨済寺には、竹千代手習いの間の遺構が残されており、質素ながらも職人の技術の高さが伺える組子細工や、迫力のある龍が描かれた天井画などが施され、非常に見応えがあります。臨済寺の公開は年に2回の特別拝観日のみですが、駿府城公園の資料館に再現された竹千代手習いの間は常時見学可能です。
静岡市歴史博物館に隣接しているので、併せて見学してみてはいかがでしょうか。

 

東御門・巽櫓は静岡市歴史博物館のすぐ目の前
駿府城公園内東御門・巽櫓内】
住所:〒420-0853 静岡県静岡市葵区駿府城公園1
電話:054-251-0016
営業時間:9:00〜16:30(入館は16:00まで)
定休:月曜日(祝日営業)
料金:大人200円、小・中学生50円
駐車場:なし

まとめ

もし徳川家康が駿府にいなかったら、静岡市の今の姿は大きく変わっていたかもしれない…。静岡市歴史博物館を訪れると、そんな思いが湧いてきます。平和な世を築いた家康の一生と駿府、脈々と受け継がれた歴史の中で変遷してきた静岡市。地元で暮らす人たちには新鮮な発見があり、観光で訪れる人は静岡の町の魅力に触れることができるスポットです。

静岡市歴史博物館では基本展示のほか、年に4回程度の企画展示も予定されています。
街歩きの楽しみが広がる静岡市歴史博物館に、ぜひ足を運んでみてください。

 

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